国立台湾大学・留学6日目

Placement Testとコミケと除湿器と

このワードを一緒に並べると、各々の言葉のパワーを感じる

  1. 起床
  2. Placement Test会場へ
  3. エントリーシート記入
  4. 提出
  5. ペーパーテスト
  6. 口頭テスト
  7. 謎のコスプレ集団
  8. 台湾のコミケ

1. 起床

いつも通りの7時起き。
夜にイヤホンで音楽ながしっぱて寝ていて1時に起きたのが痛かったのか、Sleep Cycleで測った快眠度は50%だった。

起きるのがつらく10分程度うたた寝ゴロゴロするも今日は遅刻できない日。
無理やり体をしばき起こす。

柔軟体操をしてバナナ2本とヨーグルトを食べる。
今日は一気に2つ食べた。

というのは空腹になったら食べていた昨日と比べるためだ。
これで空腹にならなかったら今後は2本食べることにする。

洗濯物の乾き具合を確認し、若干湿っていることを確認。
だがもう長袖の残弾は尽きている…仕方なし。

8時20分に先輩と待ち合わせていたので下へ向かう。

2. 待ち合わせ

急遽待ち合わせ場所がセブンイレブンの前に変わったので歩いて向かう。
外にはいなかったので肌寒いのもあり中で待機。

このセブンイレブンには一般書も売っている。

日本のコンビニでは漫画やプチ雑学ないしエロ雑誌がほとんどだが、さすがNTUの寮の近くにあるだけあって一般書が多い。

その中でこんな本を見つけた。

こっちでもこういう本はあるのだなと謎の感動。

タイトルにはさりげなく日本語が書いてある。
著者を見ると日本人らしい。

日本でも出てるのかと探してみると発見。
戻ったら買って読んでみようと決めた。

そんなこんなで合流。
会場へ徒歩で向かう。

3. Placement Test会場へ

このページを参考に、Placement Test会場に向かう。
場所はLiberal Education Classroom Buildingの301教室だそうだ。

会場に到着。

中はかなり綺麗。

General Chinese Registrationの表示があるので近くの学生に聞いてみると301へ行けと言う。
階段を上がり301へ。

着いたのが早かったのか人もまばら。
教室に入ることはできなかった。
きちんと9時から開くようだ。

1日の流れはこんな感じらしい。

少し待つと入ってOKの合図が。

教室に入ってエントリーシートをもらうとホワイトボードに名簿が貼ってある。
なるほど、そこに書いてある番号をシートに書けということか。

3桁の数字なので学生証とは何も関係ないようだ。

座席も自由。
適当なところへ座る。

4. エントリーシート記入

エントリーシートはこんな感じ。

個人情報は塗りつぶしました。
プライバシー大事ね。

国際生向けの基礎クラスはGeneral ChineseとEnhancing Chineseの2種類がある。
このうちGeneral ChineseではElementary, Intermediate, Advancedの3種類。
Enhancing ChineseはElementaryとHigh-intermediateの2種類がある。

Generalは主に座学、Enhancingは会話中心のクラスだ。

General Chineseは時間を選ぶことができる。

朝のクラスと夜のクラス。

朝のクラスには日本人が多いらしい。
拷問のような起床時間を乗り越え中高へ通い切った人が向かうのだろう。
ちなみにGeneralとEnhancingを朝に取ると週5で8時10分から授業開始という小学生もびっくりなスケジュールになる。
脱落者はそこそこいるそう。俺は無理そう。

夜のクラスは日本人は多くなく、日本以外の人が多いらしい。
外国人の友達を作りたいならこっちを選ぶとよいそうだ。
俺はこっちを選ぶことにした。

外国人の友達が欲しい、起床時間遅くて済むというのもあるが、一番大きいのは水曜日に取りたいクラスが重複しているからだ。

Enhancingは取るかとらないか結構分かれるらしい。
こっちで知り合った先輩はこれを取らなきゃ来た意味がないと力説していたので取ることにした。
チャイ語話せるようになりたいしね。

じゃあなんで分かれるのかというと理由は2つあって、1つ目はかけた時間に見合わない単位数、2つ目は評判である。

この授業は週2回2時間程度の授業で1単位しかもらえない。
せめて2単位欲しいところである。

また評判については、General Chineseとやることが大して変わらないという声も多く取らない人はそれなりにいるらしい。

5. 提出

エントリーシートを書き終えたら提出。
学生証の携帯を忘れずに。

エントリーシートに中国語の学習経験の有無の項目があるが、無しの人はこの後のPlacement Testは一切受けなくてもよい。
そしてElementaryにぶち込まれるそうだ。

ただ俺は1回も勉強したことがなくても受けておくことを推奨しておく。
というのも中国語のテストを体験する機会はHSKと中検ぐらいで、1回も受けてない人にとっては貴重な機会だからだ。

エントリシートを書き終えるとこんな青い紙がもらえる。

6. ペーパーテスト

構成は文法問題が25問と作文。
作文のテーマは自己紹介。

出来はすこぶる悪かった。
使いまわしてる可能性を考慮して選択支は消しておく。

以前先輩から作文のテーマが自己紹介という話は聞いていたのできっと使いまわしているのだろう。

終わったらその場で前にもっていって採点してもらうシステムなので試験官に見せに行く。
即採点。×の数の多さに少しびびる。

文法は4択問題なので完全に確率に敗北。南無南無。

ペーパーテストが終わると304へ行けという指示が。

途中で先日のCampus Tourで案内をしていた人に会った。
どうやら顔は覚えていてくれたらしい。
おつかれさまですと日本語で言われたので少し和んだ。
ありがとうございます、頑張りますと返しておいた。

頑張りの結果は塵芥の如きものだったが、そんなことは気にもせず、満腔の自信と共に304へ向かう。

7. 口頭テスト

304はただの受付で、ここでいくつかの教室に人が割り振られるシステムだ。

ペーパーテストを終えた旨を伝えると、309へ行けという指示があった。
渡した紙にはこんなにはのが添付されていた。

目に入る限りでは3つの教室で対応している様子。

待機列で待っていると口頭テストを終えた日本人の友人がやってきた。

どんな内容なのか話を聞くと、日本と台湾の男性と女性の社会的地位の差異についてどう考えるかとか、あなたの国について、環境と経済のどちらが大事だと思うかなどを聞かれたらしい。

どう考えてもレベルがおかしい。
まぁ彼はチャイ語がそれなりに話せるので面接官もレベルを上げたのだろう。

とうとう自分の番。

你好という挨拶をして後に書類を渡して着席。

あなたの名前は?どこの人?などを聞かれたがそれ以外はさっぱり聞き取れない。
日本でもっとまじめに授業受けておけばよかったな。

だが俺にはこういうときにしか使えない最強のワードがあった。

我听不懂 = I can’t understand

わからないところは聞いてもわかりませんでしたを連呼。
うーん、惨めなり、己の怠慢を恨むのだ。

最後にピンインが書けるかを聞かれた。
なんとか聞き取りお題のピンインを書く。

我喜欢臺灣

とりあえずピンインの何たるかは理解していることは伝わったようだ。
ピンインの正確さは想像の通りミソッカス。
你喜欢臺灣嗎?と聞かれたので對と答える。

對、覚えておいてよかった。

これで面接は終わった。

まぁ男女の社会的地位について論じるとか言語能力的にまず無理だよね。
そもそも男女雇用機会均等法すら中国語で言えないんだから。

あ、この質問は俺にはされていませんよ。
チャイ語の低レベルさが伝わったのでしょう。

8. 謎のコスプレ集団

テストを終えて寮に戻ろうとすると謎のコスプレ軍団が行進している。
何ぞやとおもひてスマホを取り出しTaiwan Cosplayと調べるとこんなページが。

どうやら同人誌の即売会があるらしい。

 

9. 昼食

荷物を寮に置いてセブンイレブンへ。

昼食は適当に買ったツナマヨおにぎり。
学割で25ドルが18ドルに。ありがたい。
5分で食べて体育館へ直行。

キャンパスに入るとそれらしき人の流れがあるのでついていくと当たり。

体育館の前には人だかりができていた。

  1. 台湾のコミケ

正しくはコミケではなくComic World Taiwan。略称C.W.T。

wikipediaによると台湾以外に韓国、香港でもあるそうな。
日本ではもう十年以上前からやっていないらしい。
ただ台湾の記述が適当なのでほかの内容も適当かも。

正面口ではトランプとプーさんが戯れていた。

米中対立の皮肉なのかもしれない。

入り口について、中に入ろうとすると止められた。
どうやらチケットを買う必要があるらしく、裏まで行って買ってこいと言う。

いったん体育館から出て裏門に向かうとそれらしきチケット売り場が。

200元を支払い引換券をもらった。

中に入るためには列に並ぶ必要があった。
かれこれ5分ぐらい待つと自分の番。
引換券は持っていてもしょうがないので回収してもらった。

手にはこんなスタンプが押されて、これを見せれば何度でも入場できる。

とりあえず最初に目に留まった部屋へ入ることにした。

中はこんな感じ。
この台湾大学体育館、ライブもすることがあると聞いているけど、こんなサイズなの?

写真からもなんとなく伝わると思うがほとんどが女である。
なるほど、2次オタ女性がここに集結しているのか。

中を回ってみると男女比は0.5対99.5ぐらい。
出品者も参加者も。

なんなんだこの空間は。

男が回っているのを見ると大体が女連れ。
こんなイベントまで付き合う台湾人男性を改めて尊敬した。

人に目をやった後には商品に目をやる。

並べてある商品は同人誌もそれなりにあるが、どちらかというと同人グッズが多い。
同人誌、キーホルダー、ステッカー、ピンバッジ、置物、絵葉書など。

飛び交う中国語はさっぱり聞き取れなかった。

アニメのタイトルはコナンとかFate GOとか刀剣乱舞とか。
ほかのやつは現地のアニメなのかな?

ポケモンとかもあった。

けものフレンズ、こっちでは動物朋友というらしい。
そのまんまで草

ところどころにR18のシールが貼ってある。
エ口同人は18歳以下には御法度のようだ。
表紙に映る局部をR18シールで隠していたのにはさすがに笑った。
いいのかそれ。

買うものも特になく、ええ、この程度?と思っているとほかのホールを発見。
だがここもライブができそうなほど大きくはない。

覗いてみるとNier: Automataのグッズが1種類だけあった。
が、売り切れていた。残念。

辺りをウロチョロしていると上から降りてくる客が。
3階でもやっているらしい。

階段を上って向かうとそこは雪国ではなくライブができそうなほど大きなホールが。
なるほど、確かにこれならライブもできそうだ。

入った瞬間に耳に入ってくる千本桜。
懐メロである。

ボーカロイドのユーザー離れについては結構言われているようで、ggれば状況はわかる。
だが海外での人気はまだまだあるようだ。

品揃えは相変わらず腐女子グッズばかり。
台湾にはCWTに出品するような男のオタクは少ないのか。

とか言ってるが俺がコミケに行ったことはないので多寡の比較はできないのだが。

一通り回って出ようとするとコスプレしたねーちゃんに声をかけられた。
何を言っているのかさっぱりわからない。

焦っていそうな様子だったが何もわからないのでSorryというと消えていった。Bye。

メインホールの外周を1周して同じ場所に戻ってくるとほかの人にも声をかけていた。
今度は別の人に声をかけられた。
たぶん同様の話だろうと勘付いたが、いずれにせよ何言ってるかわからんのでI can’t speak Chineseと伝えると消えていった。

階段を降りようとすると最初のねーちゃんに声をかけられそうになったが覚えられていたのか、後ずさりして去っていった。
別に怖くないよ、チャイ語が話せないだけで。

まぁあらかた売れ残ったグッズとか売店の営業だろう。

営業女子たちをスルーし出口へ向かってあるいているとこんなボードが

来場者が自由にお絵かきをする紙。

写真からは伝わりにくいだろうが、真ん中のセイバーの圧倒的存在感よ。
ばちくそ上手じゃん。
左のキャラはよくわからん。

どれをとってもレベルの高い絵が多く、ほんとに立って描いたのか疑うレベルのクオリティだった。

  1. コスプレ大会

むさ苦しい体育館の外に出ると、あたりはコスプレ大会。
カメコのおっさんって日本以外にもいるんだなあと感動。
やたら高そうなカメラにフラッシュの機材まで持っている。

せっかくCWTに来たし、写真の一枚でも撮ってもらって帰ろうと思ったが、そこには問題があった。

どうやって声かければいいのかわかんねえ。
結局右往左往して時折周回するなどの不審者と化した。

言い訳をするとこのコスプレイヤーたち、単独でいることがほぼなく、大体友達と来ているないしは話している。
また中国語で声をかけるとか道聞いたときぐらいしかない。

結局1時間は歩いていた気がする。

その後小休憩し、Nier: Automataの2Bのコスプレをしていたねーちゃんと写真を撮ろうと決めた。
その子はめっちゃ座ってスマホ見てるし友達といるし、非常に声をかけづらかったが意を決して話しかけた。

中国語で話しかけたら完全に不審者なので英語で話しかける。

俺「Excuse me. Are you 2B’s cosplay?」
ガバガバ英語。
女の子「Yes」
お、英語いけんのか
俺「Would you mind taking a picture with me?」
英語の品格で学んだ丁寧な表現を使えた。
女の子「OK」

快く応じてくれて写真を撮れた。
無事1時間半以上前の目標を達成した。

ここの学生なのか聞いてみると、どうやらここの近くの別の大学に通っているらしい。
Nier: Automataをプレイしたことはないものの、キャラクターがすごい好きなんだそう。

若干ヤバいヤツ感が漏れ出てしまっていたなあと反省しつつも目標は達成できたので、体育館を後にした。
反省してしまうあたりコミュ障である。

  1. 昼食②

昼食がおにぎりだけだったことを思い出し、学食でまともなメシを食うことにした。

買ったのはこれ。

本来90元だがここの学生は80元で買える。
メニューは読めないので指さしで対応。

味は良し。骨の扱いには少し困った。

13. 除湿器購入

NTUのメインゲート前の横断歩道のど真ん中で、バナナのストックがあと1本なことと除湿器を買っていないことを思い出した。

急遽寮からcarrefourに行き先を変更。
MRTに乗るために公館駅へと向かう。

そういえばNTUの学生証はEasyCardとしても使えるんだっけ。

近くの券売機で100元をチャージし、改札口にかざしたら無事入れた。よし。

電車とホームは帰宅ラッシュとCWTの帰りにぶつかって結構混んでいた。

1本やり過ごして公館駅から小南門駅に向かう。

2番出口から出て直進、ニトリ的な店に行く…前にちょっと八百屋に寄り道をする。

ここ2回はここでバナナを買っている。

今回も1つ購入。82元払った。1斤は600g。32元だとして1.2kg以上。
え、そんなに重いのこのバナナ。

1本12元と考えればまぁいいか。

バナナを買い足したところでcarrefourへ向かう。

途中に面白日本語があったのでバシャリ。

元の文章がどんなものだったのかを想像するのは結構楽しい。
なお大半は想像がつかない。

そんなこんなで到着。
3階へ移動。

除湿器売り場と空気清浄機エリアが隣り合っていてどれがどれだかわかりにくい。

10分迷ってWhirrlpoolのWDEM12Wを買うことにした。
値段は大体3480元。およそ12800円だ。

手痛い出費だが先輩にノーガードはやめろと忠告されたのでおとなしく従うことにした。

もっと安く手に入る方法はあったのだろうが、調べるのも使うのも取引するのも億劫だったので普通に買った。

重さは大体7キロぐらい。
両手で抱きかかえて歩ける程度だったので、そうした。

まぁまぁつらかったが安上がりで済んだのでよかった。
うーん、国外に来ると金銭感覚がおかしくなるのつらい。

公館駅から寮に行くまでにこんなチラシが目に入る。

日本で知り合った中国人から教えてもらったオススメスポット、花蓮。
留学生向けにツアーが近々あるらしい。
少し調べてみることにしよう。

寮のエレベーターには自分以外にもう一人留学生がいた。
ボタンを押してもらって礼を言った。

英語で重そうだねと声をかけられる。
yayaなどと相槌を打ってIt’s a dehumidfierと中身を説明し、続いてit must buyなどというわけのわからない英語を発した。
英語の品格、全く意識できてない…というか大本の文法がだめだなこれは。
英語ムズカシイネ。

まぁ意図は伝わったのかうなずいていた。

I had to buyでよかったじゃんと反省しながら部屋に戻った。(2020年2月9日時点の自分なら、My friends told me that I should buy a dehumidifer.とすぐに答えられるだろう)

14. 除湿器設置

よっこらせと除湿器を置き、梱包を解く。

中身はこんな感じ。

そして何をトチ狂ったのか除湿器のカートリッジに水を入れる。
これは除湿器であって加湿器ではないと気づき水を流す。
アホか。

同梱のホースはダイレクトに排水したいときに使うっぽい。
部屋を水浸しにしたくないので机にしまった。

15. 夕食

予めアタリを付けておいたここで夕食を摂った。

ここでキャベツ炒めと餃子を食す。

ここのメシはおいしいがやや量が少ないので他のものでカバーするのがよいかもしれない。

16. 就寝

らくらくミクロが瞬殺できたのでらくらくマクロに移行する予定だ。

単語、音読、就寝