国立台湾大学・留学当日

自分史上最も忙しかった1日

出国日当日はもうそれはそれは忙しい1日だった。

毎日記録を上げたりするのことは難しいでしょうが、少なくとも授業が始まって落ち着くまでの非日常は書き留めておきたいと思う。

2020年2月9日のコメント:これを書いたのはほぼ1年前。公開しておらずずっと放置していたが重い腰を上げてため込んだ記事をアップロードすることにした。

目次

  1. 起床
  2. 家を出る
  3. 空港到着
  4. チェックイン
  5. 日本食とはしばらくお別れ…?
  6. 出国審査
  7. 飛行機出発
  8. 機内
  9. 飛行機到着
  10. 入国手続き
  11. 荷物の回収
  12. 金がない
  13. SIMカード契約
  14. 昼飯
  15. 自販機安い
  16. MRT(地下鉄)の乗り方がわからない
  17. MRTに乗ってTaipei Main Stationへ
  18. 台北到着
  19. 人生マクドナルド
  20. ひたすらバス探し
  21. サファリな運転のバス
  22. 寮へ到着
  23. 寮にチェックイン
  24. とりあえず飯と水を買う
  25. 家財購入
  26. 照明トラブル
  27. 寝具設置
  28. シャワーカーテン設置
  29. お湯が出ない
  30. 就寝

1. 起床

0時半に寝て5時起床。
留学当日にも関わらず起床は拷問のようだった。

のっそりとベッドから這いずり出て、あらかじめ決めておいた朝食

焼き芋を作る。

といっても意外とすんなり作れます。

作り方は↓のツイートを見てね。
このサツマイモと作り方は1週間前に子ども食堂のボランティアをしたときにもらった&教えてもらいました。

https://twitter.com/tori_toutoshi/status/1094700482700800000?s=20

焼き芋を作っている間に充電ケーブルの類をリュックに詰め込む。
延長コードが入りきらないのでキャリーバッグへ。

そして着替えて歯を磨き、機内の暇つぶし本を詰めて家を出る。

2. 家を出る

厳寒の長い回廊を抜けると若干の雪国であった。朝の底が微妙に白くなった。
なお回廊とはマンションの通路のことである。

というわけで激寒。
雪もパラパラと降っている。
朝の5時半なんて碌に日も出ていない。
台湾の気温をアテにして春の服装で行こうとしていた自分を殴った。

親が空港まで車で送りたいそうなので、甘えて乗っていくことにした。
とてもありがたい。
冬物のガウンは車で持ち帰ってもらうことにした。

google曰く、成田空港第2ターミナル駐車場までは車で2時間程度。
航空券を抑えるのが遅く、朝10時発の成田発の便で桃園空港行のものしか取れなかったのだ。
そして松山空港行きの最後のチケットは多分同時期に行く予定の先輩が取った。

寒い車内でホクホクの焼き芋、美味也。

うとうとしながら到着を待っていると雪が徐々に強くなってきた。
雨雲レーダーを見ると、まさに雪の降る方向へ突き進んでいるようだ。

無事車で空港までつけるのか、そして飛行機は飛ぶのかという心配を抱きつつ三十数分。

3. 空港到着

なんとか空港まで行くことはできた。
半分の安堵を胸に抱き、雪を跳ね除け第3ターミナルへ移動。

今回取ったのはバニラエア。
チェックインカウンターに向かい遅延・欠航情報を確認するも該当せず。
なんとか飛んでくれるようだ。

7時20分に着いたがチェックイン開始は8時。

待ち時間に水を購入。

待ち時間が近づくにつれて列が長くなっていくが、自分が何の列に並んでいるのか正しく把握していなかった。
ほかの客が荷物を計量してカウンター待機列に入っていくではないか。

その流れをいち早く察知しカウンター待機列に駆け込む。
前にいたのは7人程度、気づくのが早くてよかった。

4. チェックイン

パスポートと航空券予約確認書を用意しカウンターへ向かう。

品のいい感じのねーちゃんが応対してくれた。

そしてパスポートと確認書を手渡すと、帰りの便のチケットは?と突っ込まれた。

居留ビザなので問題ないと押し通す。

だがそれでも帰国日が知りたいらしい。
とりあえず退寮日を言っておく。

追加で話があるようで、聞いてみると非常席の案内だった。
リクライニングができる真ん中の席で、通常よりも広いと聞いて即決した。

航空券の方はOKだった。
続いて荷物。

スーツケースの中にバッテリーが入っていないかを聞かれた。
正直自信がなかったので開けてみるも特に見当たらず。

引っかかったら呼ばれるとのこと。

重さを測るとなんと22キロ、18キロぐらいかと思っていた。
超過料金で6000円を取られ財布のキャッシュがほぼ0に。

だがなんとかこれでチェックインは完了。
9時半に搭乗ゲートまで来いという指示があった。

チェックイン後から10分経っても呼ばれなかった。
バッテリーは入っていなかったのだろう。

5. 日本食としばしお別れ…?

まだ食べておきたかった日本食はいくつかあったが、その中で代表的なものは寿司であった。

空港内に寿司屋が併設されていたのでそこでサーモンの握りと巻き寿司を食った。

フツーにおいしい寿司で驚いた。
きっといい素材を使っているんだろうな。

焼き芋に寿司でもまだ微妙に足りない。
横をみるとぼてぢゅうが。

たこ焼き…食べたい。
ということでたこ焼きを食う。
これもうまい。さすが空港メシ。

まぁこれが機内になると激マズなんだろうが。

日本食に満足していると9時を回った。
ソフトバンクに電話をかけ、携帯電話番号預かりサービスを利用する旨を伝えないと。

157にかけて4,4をダイヤル。
すこし待ってオペレーターにつなぐ。

面倒な本人確認をしていると時間は9時20分、まずい。

どうにも終わらなそうだったので国際電話からつなげられる番号を教えてもらい、親と握手して出国審査へ向かった。
予めやっておくべきだった。

6. 出国審査

大急ぎで出国審査をしてもらう…わけにもいかず一般列で審査の待機。
このセキュリティ本当に大丈夫なの?というレベルの簡素さだった。

一般列に並んでいる最中に9時半に。乗れないのは非常にまずいと大焦り。

審査を通過しハンコをもらって搭乗ゲートへ。

そこには列ができており、まさに搭乗確認している最中だった。
Boarding Timeが9時半なのでそれならぎりぎりセーフかも…?と思っていたらセーフだった。
アタリが当たったけども、いやはや危なかった。

スタッフに搭乗券を見せ、ゲートを通してもらう。

7. 飛行機出発

飛行機まではバスで移動。

ここからは台湾に合わせた服装なのでめちゃ寒い。

周りを見てもそんなヤツ誰もいなかった。

ここから飛行機に乗り込んでいく。

航空機の上に雪が積もっている。
出発が遅れたのはやはり雪のせいなのかもしれない。

結局30分ぐらい遅れて出発した。

8. 機内

発着が雑なのだろうか、その時は鼓膜に穴があくレベルで耳が痛くなった。

機内食は特に出ない。

別途購入可能なコーヒーとシュークリームぐらい。
添乗員は機内の飲料は飲まないと聞いているので合わせることにした。

機内では前日に機内の暇つぶし用に買っておいた「英語の品格」を読んでいた。

時折眠くなったので、欲求に任せて寝たりもした。

機内で入国カードをもらったが、本を読んでいたので放置した。
後々これで少々痛い目にあった。

フライト時間は4時間ちょっと。
現地の時差は1時間。日本の方が早い計算だ。

9. 飛行機到着

あくびをしたり唾を飲み込んだりしたりして耳の痛みを和らげながら入国カウンターへ向かう。

途中トイレに寄ったが、ここのトイレは紙を流せないらしい。
なんでもケツを拭いた紙は便器横のごみ箱に放り込むそうだ。

さっそく環境の違いを意識させられた。
この頻度で違いが見つかるのなら、こっちでの生活は飽きなそうだ。

10. 入国手続き

飛行機の検疫ゲートを抜けると入国審査ゲートがあった。

道中に内政署のカウンターがあったが、visaに書いてあった役所リストになかったのでスルー。

ゲートは10個ほどあり、ARCホルダーのゲート、身障用ゲート以外はすべて一般外国人ゲートとして開放されていた。

必要書類もよくわからないまま並んでいると前の人がパスポート以外に何か書類を渡していることに気づく。
目を凝らして観察すると、さっきもらって未記入だった入国カードだった。

ゲートの直前だったが書きあがる気がしなかったので列を抜け、縮こまって必要な情報を記入した。
周りの視線が痛い。

そして寮の住所の記述に迷う箇所があったが、ここは台湾、ネットの回線が使えないので、あいまいなところは適当に書いた。

結局不安は杞憂に終わり、無事にゲートを通過した。

11. 荷物の回収

ゲートを通過したらキャリーバッグの回収である…..が。

ここで問題が発生した。

どこに流れてくるのかさっぱり不明。

流れている荷物の入国便一覧を見ても自分の乗ってきた便が表示されない。
用を足していたため出遅れたのか…?

ここで完全に大慌て、英語で聞こうにも適切な英語が思いつかない。
「Where is my lagguage?」すら言えない。
くそ、TOEICなんか何もアテにならねーじゃねーか。

「英語の品格」なんかもう忘れて片言の英語でバッグはどこかを聞いてみる。
「Where is my …. Whereis my ….」
lagguageが思い出せないのでひたすら他人のキャリーバッグを指さした。

引っかかる英語、戸惑う職員、流れ出る冷や汗。
なるほど、これが留学か。

結局身振り手振りと指さしという非言語コミュニケーションのおかげで解決の端緒が開けた。

どうやらバニラエアをはじめとした、台湾系の格安航空についてはエヴァ航空のカウンターですべて取り扱っているそうだ。

エヴァ航空のスタッフに航空券を見せ、たどたどしい英語で自分のバッグは流れているかを聞いてみる。
するとすでに流れているそうだ。

後ろを振り返ると自分のバッグがベルトコンベアにドンブラコと流されている。

スタッフに礼を言い荷物を回収。

心の底では、ロクに荷物の場所すら聞けないレベルの英語力で、留学なんかしてしまって大丈夫なのかという不安を抱えていた。

12. 金がない

到着したら第1ターミナルのこのゲートから出ることになる。

無事に到着!やったね!さあ金がないぞ!

財布を開ける、中身は小銭数百円のみ。

ウロウロ歩き回り、おおよそどこに何があるのかは把握した。
ただ何もしないことには始まらないので、とりあえず金を引き出す。

ATMを北ウィングの表示の下で発見。

ATMが両替所の横(こんなとこにATMあったら客取られそうだが…)にあるのでスキミング装置がないことを確認してカードを挿入。
写真のATMは空港内あちこちにあるが、台湾銀行のATMであることには変わりない。
このデザインならどれも操作方法は同じなので安心してほしい。
ちなみにSBIネット銀行なら、レートに多少上乗せされているだけで、取引手数料はかからない。

メインメニューを見るとすべてがチャイ語、わけわかめ。
表示を英語にするも似たような項目が多くてわかりにくい。

とりあえず引き出しって書いてある一番でかいボタンを押してパスを入力。
交換レートなんかさっぱり知らないので、とりあえず真ん中らへんの5000元を引き出した。
5か月分の通信料だ。

13. SIMカード契約

※寮でSIMカードが売られているので買う前に確認しよう

5000元を握りしめてSIMカードを契約しに向かう。
上のATMの付近に各キャリアが密集している。

たくさんの通信会社が並んでいるので適当に選ぶ。
俺は遠傳通信を選択。正直違いが何も分からない。

SIMカードはカウンターで入れ替えてくれるので、iPhoneのSIMカード取り出しピンは不要。

ここでは英語が通じるっぽい。
なお俺は半分ぐらい聞き取れない模様。
じっくり話を聞いてみると学生料金があるらしい。

ただ注意してほしいのは、NTUの寮の下で買った方が圧倒的に安い。
私はメールに気づかずやられた。
だが寮で買った人の話を聞くにそちらも良くはないそうなのでどっちもどっちかも。

料金表と寮で買えるSIMの値段は以下の通り。
上が空港、下が寮で買えるキャリアの料金。

寮のやつ1年分ぐらいの料金で5か月契約しちまったんだが….無念。

そしてここで空港ならばWifiが飛んでいるはずだということにようやく気付く。
アホだ。

なにはともあれSIMカードが契約できたので情報の兵站は確保できた。

小休憩。

さて、次にすべきことは昼食。
結局機内でも何も食べずにいたからなあ。

14. 昼飯

フードコートの地下においしい魯肉飯(ルーローファン)のお店があると見たので探しに行くも見つけられず…

結局見つけたものはラーメン。
日本のものと食べ比べしてやろうという魂胆だ。

メニューを見て「これしょうゆラーメンじゃなくてただのとんこつラーメンでは…」と思いながらしょうゆラーメンを注文。

出てきたものがこちら

日本の空港で食べたものはおいしかったのでこっちも期待して食べてみる。
ただ色がまずそう。

この見た目からわかるように、まず量が少ない。
麺も具も何もかも少ない。

味はどうか?
チャーシューは普通。スーパーで買えるレベル。
もやしは細い、日本の方が歯ごたえがあって好み。
ネギ…は味そんなしなくね?
メンマ、これが一番だめだった。
日本の者に比べて酸っぱく固い。スーパーの安い中国製のメンマのような感じ。これはだめだろ。
麺は普通。可もなく…やや不可?
スープはまずまずな感じ、だが豚の臭みが出てしまっている感じがする。

結論として、これは店で出すレベルではないだろう。
まぁ比較ラーメン論にするにはサンプルが少なすぎるのでもう少し情報を集めたいところではある。

とりあえず腹の足しにはなったので次は寮へ向かう。

15. 自販機が安い

ぼやけてしまっているが全体的に20~30元、日本円にすると70~105円ぐらい。
さすがにあいりん地区の自販機と比べると高い。
比較対象がおかしいというツッコミ、ありがとうございます。

16. MRT(地下鉄)の乗り方がわからない

第2ターミナルの地下からMRTに乗る。

まずエレベーターで下に向かう。

またもや2019が

エレベーターを降りて右に進むとinformation的な場所が。
表示を見るに、外国人はここで買った方が良いらしい。

ここでどこまで行きたいかをスタッフに伝える。

130元だったか160元だったかを払ってTaipei Main Stationまでの切符を購入。
といってもこれ、日本の切符とは全然違ってこんなコイン状のやつ。
爪長いのは見なかったことにして。

そしてここで問題発生。

このコイン、どう使うでしょう?
ハイ3,2,1…..不明!

ということで駅員に聞いてみるとタッチすればいいよという回答が。
お前そんな形でICチップ入ってるのか。

実際に改札にかざすと無事入れた。

出るときにコインを投入するんだな。

ここになぜか近鉄パスの広告が。
関西行く人かなり多いのかな。

17. MRTに乗ってTaipei Main Stationへ

デザインがいいね。
この電車に1時間ほど揺られながら、Taipei Main Stationまで向かう。

18. 台北到着

台北車站に到着。
A13からA1まで来た。

体感結構早く着いた印象。

モダンな建築デザインがかっこいい。

ここに先ほど買ったコインを投入することで改札から出ることができる。

天井の高い立体感のある駅で、竹がいい味を出している。

地下から出るのには一苦労。

22キロのキャリーバッグをもって階段を上がるのは骨が折れる。

Main Stationなだけあって大きい。

目の前にはばかでかいターミナルがある。
バスと地下鉄のターミナル駅なのだろうか。

誰の銅像かは忘れた。孫文か蒋介石か?

このターミナルの周囲にはホームレスがたくさん転がっている。

東京の新宿みたいな感じなのだろう。

黒い砂漠の広告。

ネトゲのフレがやってたっけなーなどと感傷に浸る。
こっちでも流行ってるのかな。

俺はFPSばっかやっていたのでRPGはやらずじまいだった。

ソシャゲ・ネトゲの類が流行しているもだろうか、たくさん広告を見かけた。

19. 人生マクドナルド

このネタは私のオリジナルではなく友人のA.Sくんのものとクレジット表記をしておく。
近くにマクドナルドがあったので寄ってみた。

日本のものとメニューが結構違っていた。

でもマックポテトは万国共通。マックはポテト屋だもんな。

注文は大変でした。我要這個を連呼。
我想吃這個、とても便利。

値段は55元、190円ぐらい。常に日本より安いのか。

店内で食べることを伝えられず持ち帰りパッケージになってしまった。

ポテトの味は日本と変わらずだった。

20. ひたすらバス探し

ここからが試練だった。

まず第1に、台北から出るバスが多すぎる!!!

とりあえずgoogle mapを頼りに行くもどのバス停かさっぱりわからない。

そしてポリに聞いてから向かってみると今度は別のバス停へ行けと回される。
google mapは時間をおいて検索すると違ったルートが表示されるのだ。

これで3時間ぐらい右往左往した。
体力的にも少々疲れてきたので、戦略を変更。

もっとも乗り換えの少ないルートのバスに絞ることに。

そしてTaipei Main Stationから台電大楼に向かうバスに狙いを定めた。251だ…!
だが駅員にバス停の場所を聞くも間違った番号を伝えるという痛恨のミスで場所がわからない。

もう疲れたのでgoogle mapを頼りに目標点の真上を目指して歩くとそこにはなんとも地味なバス停が!!!

どうにかバス停を見つけられたので安堵安堵….といきたいがまだ試練はこれで終わらなかった。

21. サファリバス

待ちに待ったバスにようやく乗れた…!

しかし乗った瞬間からやばい、やばすぎる。
何がやばいって運転が雑!!!

金払う前に出ちゃうしそもそも小銭のどれがいくらなんてさっぱりわからない。
とりあえず調べて15元をぶちこみなんとか座席に戻るもキャリーバッグが揺れる揺れる。

急ブレーキ,急発進,急カーブ。
サンキューだって?ノーサンキューだよ!

しかも意図せず優先席へ着席。

おまけに信号待ちの最中にバスの乗車口開けて隣のバスの運転手と話し始めるし…これがデフォルトなのか、おそるべし台湾。

幸いバスは混んでいなかったものの視線が痛い….。
しかもバスの電光掲示が1回しか流れない…だと….!

両手でキャリーバッグを抱えてスマホで現在位置と直前のバス停を確認。

集中して表示を睨み続けること30分。
直前のバス停の表示が出た。

バスに揺られ….振られながら降りる準備を行う。

なんとか降りることに成功。
あとはgoogle mapを頼りに寮へ向かって歩いていく。

22. 寮へ到着

やったーーーー!!!!!ついたーーーー!!!!
めっちゃぼやけてるけど笑

ここにきて疲れが一気に来たが、まだまだやることがあると気を引き締める…。

23. 寮へチェックイン

受付で出迎えてくれたのは男女2人の寮の管理人。
おそらく学生であろう。

留学生である旨を伝えると書類諸々の確認。
パスポート, 受け入れ通知書2通とそれらのコピー。

そしてここでもまたトラブルが発生。

パスポートのコピーを出せとのことだがあいにく持ち合わせていない。
近くのセブンイレブンでコピーしてこいとのこと。

コピーのやり方がわからずに右往左往。
らちが明かないので店員に頼む。

パスポートの個人の面とvisaの面をコピーしてもらい寮の受付へ戻る。

書類がすべて確認できたとのこと、よかったよかった。

次は契約書を書く。
パスポートはまだ返してもらえないようだ。

2つの書類に学部、期間、署名をし受付へ提出。
そしたら鍵がもらえた。
受付の人曰く備品を全て確認したらサインして戻ってこい。そしたらパスポートを返す、だそうだ。

荷物を抱えて部屋に向かう。

キーホルダーの中にはICチップが入っていて、それを読み取り機にかざすと寮のエレベーターホールまでのドアが開く。
このチップは外から寮に入る時も必要になるので、鍵を忘れると完全に締め出されるシステムだ。
他人の尻を追いかけるハメになるので要注意。

部屋に入ると無機質なワンルームの部屋が広がっていた。
だが天井は高く、家電や家具を置く必要がないとなれば十分すぎる広さだ。

この時点での写真は撮り忘れてしまったので、帰るときに覚えていれば上げる予定だ。(もちろん忘れた)
動画でウロウロしているとなお良いか…?

シャワーとトイレと洗面台は同じ部屋にあり、メインの部屋とはドアで区切られている。
冷蔵庫は備え付け、本棚に机に靴のラック、クローゼット、エアコン、ベッド台と生活に最低限必要な設備は揃っていた。
洗濯機はコインランドリーが地下1階に、物干し竿も共用スペースにある。

うん、気に入った。

持ってきたものを一部展開。
備品チェックも終わらせて、財布と鍵を掴み受付へと向かった。

24. とりあえず飯と水を買う

夕飯は食べるアテがなかったのでさっきのセブンのイートインスペースで済ませた。
イートインスペースはかなり広く、いろんな人が駄弁っていた。
レンチンは自分でするシステムらしい。

ついでに翌日の朝食のバナナと水を買っておいた。
左の白い物体は体を洗うやつだ。名前は知らん。

25. 家財購入

夕食を食べて英気を養い、残る課題へと対処する。

同じタイミングで留学した先輩はもうすでに家財道具は揃えたそうだ。
自分もさっさと終わらせてしまいたいところである。

買ってきたものをいったん部屋に置いておき、下の受付へ向かう。

これを見せ、買いたいと伝えるとどうやら男子寮のBuilding-Bではなく女子寮のBuilding-Aで販売しているらしい。

向かいにある女子寮へ向かう。
女子寮といってもロビーは男女共用である。

受付の人に買いたい旨を伝えると倉庫のようなところに案内してくれた。
そこにはたくさんのマットレスなどがあり、欲しいものを選択していくシステムだ。

俺は1,3,5,6,7を買った。合わせて2670元になった。
日本に比べて安いのだろうか、きっと安いだろう。

この中の4、Cool quiltは売り切れていた。
さぞや人気なんだろうな。

受付の人が金額を計数しているときに、ドアが開けられず困っている子がいた。
外側から開ける場合はキーホルダーを読み取り機にかざすことで入れるが、内側からはボタンを押すだけで良い。
シルバーのボタン押してやるとカチッという開錠音が鳴り、ドアが開いた。

人助けにも乗数効果はあるのだろうかなどと考えながら、支払いを終えて大量のデカブツと共に男子寮へ戻った。

26. 照明トラブル

部屋に戻ってメインの照明をつけようとすると違和感が。
つけたり消したりしてもさっぱり反応しない。

両方のスイッチを数秒試して点かなくなったので完全に故障だ。

実に困った、夜にロクに作業ができないじゃん。

実際はこんな感じ↓

27. 寝具設置

衣食住の住の部分でもっとも大事なもの、それは睡眠である。

ということで寝具の設置をしていこう。

まずはマットレスを置いていく。
通気性のよい感じがする。

微妙にサイズが小さいのはご愛嬌。

続いてシーツ…の前に布団。
理由はわからないがとにかく布団を出したくなった。

ここでシーツと枕カバーを出す。

最後に枕を出す。

これ思っていたものより3倍でかい。そして高く柔らかい。
二人で使えるレベルの大きさ。

なにより枕カバーに全く入りきらない。こんな枕カバー抱き合わせで売るな。

しかもマットレス結構固いぞこれ….。
2番のやつ選んでおけばよかった。
カビないとかの利点がなければいいとこなしだぞお前。

まぁ何はともあれ睡眠環境は整った。

28. シャワーカーテン設置

お次はシャワーカーテンだが、あいにく設置前の写真がない。

まぁ見ればわかるだろうが、穴をあけてわっかを通してシャワーカーテンを取り付けそうなところに引っ掛けるだけだ。
これはやってみるのが手っ取り早い。

29. お湯が出ない…?

住環境が整ったところで歯を磨きシャワーを浴びて寝ることにする。

一通り服を脱ぎ散らかし、いざシャワーの前へ。
ってあれ、お湯はどう出すんだろう。
電熱器と格闘することかれこれ15分。

最終的に行き着いたシャワーの設定はこちら。
15分間寒さ、イラつき、電熱器と格闘する前に参考にしてほしい。

電熱器の謎の穴には本来通電ランプがある。
これはあんまり沈み込むものだから、ボタンだと思って押しまくってたら中に埋まってしまった名残だ。

ダルいのでこれは寮を出る前に直すことにする。

シャワーの栓の向き微妙な調整が要る。
冷たかったり熱かったり勢いが弱かったり。
適宜調整すべし。

持ってきたシャンプー&リンスとせっけんを使って体と疲れを洗い流す。

まぁ疲れは流せないので睡眠で消し去る。

持ってきたタオルを使って体を拭き、歯を磨いた。

30. 就寝

一日の苦労を振り返りながら寝床についたとさ。
あーまじで疲れた。

ちなみにこれを書いているのは到着5日目の段階。
書くのもまじ大変な初日だった。

4時から初めて10時に書き上げたのでめしの時間を抜いて大体5時間ぐらいかかってる。
大作也。