タワー クラブ アット ルブア
バンコクで一番有名なルーフトップバーといえば映画「ハングオーバー2」で出てきた「シロッコ」。
そのシロッコのあるホテルがこの「Tower club at Lebua」「Lebua at State Tower」です。
シロッコのあるホテルについて調べていると
- Tower Club at Lebua Hotel
- Lebua at State Tower
と、同じようなものが2つ出てきますが、この2つの違いは宿泊する部屋の階の高さです。
「Tower Club at Lebua Hotel」は53~59階の部屋に宿泊できます。
「Lebua at State Tower」は21~25階の部屋に宿泊できます。
泊まるなら前者の「Tower Club at Lebua Hotel」がおすすめです。
ルブアの宿泊プランの内容
宿泊プランは朝食付きのスイートルームを選択。
宿泊費はAgodaで23642円でした。
え、安くね?
この価格戦略が今回の学びでした。
シロッコとルブアの関係
多分これ気になっている人多いと思うのですが、シロッコの利用自体は必ずしもホテルに泊まる必要はないです。
シロッコはルブアのルーフトップバーですが、スイートに泊まったとしても優遇とかはないです。
アフタヌーンティー
アフタヌーンティーはセルフサービススタイルで、ドリンクやパン・お菓子などがあります。
アフタヌーンティーのサービスは、スイートルーム宿泊者であれば無料で使えます。
感想
感想としては「宿泊するならコスパ良すぎなので超おすすめ、ホテル内での出費は抑えめにするのが賢明」という感じでした。
今回も旅行記ということで、時系列で書いていきます。
いつものごとく、取捨選択して読んでください。
移動
チャイナタウン近辺の「The Mustang Blu」からルブアのあるステートタワーに移動。
「The Mustang Blu」の記事はこちら。
チャイナタウンもルブアも、チャオプラヤ川から遠くないため、せっかくだからと船で行くことにした。
まずThe Mustang Bluから船着き場までの経路。
Marine Department駅から船に乗り、Oriental駅で降りる。
船は30分に一本程度しか来ないので、船着き場で座って待機。
水は結構汚い色をしていたが、魚が泳いでいるのがちらほら見えた。
船着き場から歩くこと5分ほど。
ステートタワーが見えてきた!でかい!
さらに5分歩くと到着!
ステートタワーはコンドミニアム・オフィス・ホテル・ルーフトップバーがある複合施設。
正面のゲートから入ると、紳士服の店やヘアサロンが並ぶエリアに。
バーはドレスコードがあるので、そのためにこうした店があると邪推した。
チェックイン
まっすぐ歩くとInformationがあり、そこから左に進むと入口がある。
ちょっとわかりづらかったが、それは本来の入り口がこちらではないためである。
本来の入り口は正門を入らず左の車が入るエリアの方。
どうも車以外で来る客はあまり想定されていないようだった。
だが徒歩で外出するならこっちの入り口の方が便利。
中に入るといい感じのエントランス。
下の写真左手の入り口から入るのが想定されている造りだ。
チェックインカウンターでカードキーを入手。
宿泊費はAgodaで事前に払っており、中で消費した分はチェックアウト時に清算するシステムだ。
いざ部屋へ!
今回のお部屋は54階。
手荷物はスタッフが持ってきてくれた。
廊下を抜けてドアを開けると…。
広い!居間と寝室が分かれてる!
これ一人1万円ちょっとで泊まっちゃっていいの!?ってレベル。
高層階で日光を遮るものは何もない最高の採光。
眺めも良い感じ。
バンコク市内には無数の大きなビルがある。
名古屋よりよっぽど栄えているのでは?
窓は安全のために施錠されており、ベランダには出られない仕様だった。
この眺めテンション上がるよね。
やはり写真(が下手くそ)では魅力は伝わりきらないや…。
お風呂場も広い。
どうもタイのホテルにはガラス張りのシャワールームが多いような…?
トイレは綺麗なのだが、やはり日本の水洗トイレより見劣りしてしまう。
まぁこれは日本のトイレの水準が高すぎるのだろう。
ハングオーバー2で使われた部屋
ハングオーバーを見ていないので感動とかはないものの、ホテルイチオシの部屋らしいので見行くことに。
フロントに電話を掛けると「部屋は54階にある。しばらく部屋で待っていてほしい。スタッフが行く。」的なことを言われた。
電話越しの英語がいまいちよく聞き取れなかった。
待っていれば部屋に来てくれるのかな?と思い30分ほど待ったが誰も来なかった。
改めて電話をするも、同じような回答が返ってきて、10分ほど待ったが誰も来なかった。
結局諦めてアフタヌーンティーに行くか、となり外に出たところ、部屋を発見。
鍵も開いていなかったので、スタッフがただカギを開けに来るスタイルなのかなと推察した。
まぁそれなら部屋に来て一声かけてほしかった。
中は広いものの、まぁ普通の部屋だなという印象で特に写真は撮らなかった。
アフタヌーンティー
アフタヌーンティーのやっているミニバーに行くべく、エレベーターで52階へ。
ちょっと手ブレが…。
ルブアのサムネに出てきた三角のヤツはこれだった。
この1階下はレストランになっている。
アフタヌーンティーはセルフサービス。
スコーンやパイ・サンドイッチなど色々なバリエーションが楽しめる。
ジュースはどれも搾りたてで美味しかった。
プール
プールの営業時間は6時から22時まで。
雨が降っていても入ることは可能。
ここも無料だが、泳ぎたいなら水着は持参した方が気持ち的にも良いだろう。
写真奥は朝食の会場にもなっているバー「Cafe Mozu」がある。
プールの近くにはジムも併設されていて、スタッフに声をかけると椅子に寝転ぶためのタオルと水をくれる。
水着の状態でもお酒を注文することが可能だが、この飲み物がかなり高い。
このマティーニは930バーツ(3687円)だが、これが一番安いお酒だった。
まぁ味は良かったが、さすがに取りすぎなのでは?感は否めない。
シロッコは雨で行けず…
ルーフトップバーという性質上、雨が降ってしまうと営業中止になる。
この日はあいにくの雨で、64階に行ってみたもののシロッコは閉鎖されてしまっていた。
ただスカイバーというバーも64階にあるが、そこは屋内型のため問題なく営業していた。
12時まで営業しているようなので、プールで泳いだ後に行くのが良い気がする。
音楽が爆音で流れており、クラブのような雰囲気を感じた。
他にも「ピンクバー」といったバーもあり、そこは64階にいるスタッフに声をかければ62階までの専用エレベーターで行ける。
スタッフに案内されてピンクバーに行きメニューを見てみたものの、やはり値段が価値に見合っていないような…。
シロッコならともかく、ただ高い位置にあるバーのためだけにワンドリンク4000円は渋い。
自分の他に、韓国人か中国人のキラキラ大学生グループが誕生日祝いみたいなことをしていた。
記念日などで財布のひもが緩くなるような層が顧客のようで、我々はどうにも顧客の対象外っぽい。
晴れていれば綺麗なんだろうけど…残念!
朝食
朝食込みのプランだったので、朝8時ぐらいに起きて25階の「Cafe Mozu」へ。
朝食はビュッフェスタイルでバリエーションも豊か。
外の座席に座ったが、虫が飛んできたりするので選ぶなら中の席の方が良いかも。
ベーコンやソーセージを焼いてくれたり…
ソムタムタイをシェフが作ってくれたりする
寿司もある!
といっても日本人向けのものはサーモンくらいだが…。
どれも美味しい!
ただソムタムはちょっと口に合わず残してしまった…。
誕生日ケーキ
Agodaでの予約時に誕生日なので楽しみしている旨を伝えていたところ、こんな粋な計らいが。
手書きのメッセージと共に、冷蔵庫の中にケーキが入れられていた。
これはうれしい!
お会計
チェックアウト時にホテル内で消費した分をお会計。
プールで頼んだ930バーツ(3627円)のマティーニ代をお支払い。
合計額は最終的に27269円、一人当たり13634.5円だった。
学び
宿泊という主製品の費用を安くして、クロスセルで利益を上げていくビジネスモデルを肌で体感した。
いわゆるキャプティブ価格戦略(おとり価格戦略)である。
Lebuaは自身をラグジュアリーホテルという立ち位置で語っている。
またスカイバーやシロッコは「バンコクで一番高い位置にある眺め」というUSPを打ち出していて、記念日やパーティなどにはもってこい。
加えてルブアの真上にあるためアクセスも良く、クロスセルがしやすい。
そこで、記念日などで財布のひもが緩む層を安めの宿泊費用で呼び寄せ、パーティー利用などでバーを使ってもらい利益を得るという寸法である。
今回は2人だったので賢明(?)な判断ができたが、記念パーティーなどで来ていたら払ってしまうと思う。
これが価格競争を避ける戦略というものか。
まとめ
ホテル内の物価はかなり高いので、ホテル内での消費はインスタ映えドリンク1つ程度に収めておくのが賢明かも。
とはいえスイートルーム・アフタヌーンティーと朝食込みで一人当たり1.5万円を切るのは圧倒的コスパ。
近くにアジアティーク・マーケットがあったり、ロビンソンというローカルデパートがあったり、船で出かけたりもできるので散策にも持ってこい。
非常にオススメできるホテルでした!
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