新入生向け!明治大学を徹底的に使い倒す方法

まえがき

こんにちは!まずはみなさん、明治大学に合格おめでとうございます!

第一志望だった人、滑り止めの人、早慶滑った人、推薦の人、グローバル入試の人。
みんな様々な背景と気持ちを持っていることと思います。

さて、次なるフィールドは受験会場ではなく大学です。
そして大学での生活は自由です。
大学生活は皆さんの思い描いた形にできます。

バイト、インターン、サークルに打ち込むのも良し、勉学に励むのも良し、友達と乱痴気騒ぎするもよし

どんな選択をするにせよ、大学、特に私大の教育はとても高い買い物です。
年間で130万円近くかかります。
そして折角めんどくさい受験を乗り越えて、大学に通うことができるわけです。
これを使い倒さない手はないでしょう。

この記事は皆さんが明治大学を使い倒すために書かれています。
ぜひこの記事を読んで、不安を解消し幸先の良いスタートを切って欲しいと思います。

自分が政経学部なので政経びいき&政経の内容が多めです。

1章は自分語りなので興味ない人は飛ばしてください

目次

  1. どんな人がこの記事書いてるの?
    1. なんでこんなこと長々書いてるの?
  2. 同期になる新入生を探してみる
  3. 第2外国語(政治経済学部向け)
  4. 入学前LINEグループについて
  5. 入学前新入生交流会
  6. 授業さがし
  7. 入学前TOEIC(一部政治経済学部向け)
    1. ACE
    2. 単位認定制度
    3. 留学基準点
  8. 留学がしたい(全学部向け)
  9. 留学がしたい(政治経済学部向け)
  10. 入学前に何を勉強すればよい?
  11. パソコンどれにしよう
  12. バイト探し
  13. 有給インターンという選択肢
  14. おわりに

1. どんな人がこの記事書いてるの?

とりあえず皆さんはまだ高校生だと思うので、高1から。

高1の頃は生徒会という雑用係をしていました。

私は会計で、待ち仕事の多いウスラクソつまらない役職だったので、ひたすら本を読んでいました。
教養新書の類いを主に読んでいました。
おかげで大学3年の今でも読書習慣があります。

また秋から武田塾という塾に行き、英語の指導を受けていました。

この頃は英語数学が特に苦手で、かなり成績は低かったです。
高1の頃の得意科目は国語、日本史、世界史でした。
世界史に関しては一夜漬けで8割9割取れることもありました。
まー暗記しか能がありませんでしたね。

高2で進路振り分けがありました。
私はコンピューターサイエンスに興味があったので、私は理系の一般受験クラスを選びました。

物理や化学は序盤はそこそこ理解できていました。
ただネトゲ熱が加速し、授業は寝まくり。完全に置いて行かれました。死亡フラグ。
英語だけはそれなりにやっていたのでセンター同日で8割を超えることができました。

全力で挑んだ電磁気の期末テストで40点を取り、高3の夏に文転を決意。
理系でも国公立志望、文系でも国公立志望だったのでかなりの回り道をしてきました。

志望大学は東大→一橋→名古屋、そしてセンター後には横市のデータサイエンス。
もちろんすべて滑った。

完全な意識高い系ですね。
敗因は間違いなく生活習慣と勉強不足で、そもそも生活が破綻しているので勉強の意欲なんてほぼ沸いていませんでした。

当時はスマートドラッグなんてのも使っていましたね。
これは長々と語ることができる闇のネタなのですが、知りたい方はDMへどうぞ。

実力を示す定量的な指標として受験結果を書いておきます。

センター試験

2018センター。自己採点時の合計は680でした。無能です。

センター利用は青学、理科大、明治に出してきちんと全部落ちました。
明治政経7科目のボーダーが780ぐらいの年です、ここ10年でボーダー100点上がってます、ファック文科省。

科目名点数
国語143
数学1A71
数学2B63
英語173
リスニング32
物理基礎40
化学基礎38
世界史89
地理91
合計696

一般入試

  • 法政大学国際経済一般 => 合格
  • 東京理科大学経営学部ビジエコ学科 => 不合格
  • 明治大学政治経済学部経済学科 => 補欠合格
  • 慶応義塾大学環境情報学部 => 不合格
  • 横浜市立大学データサイエンス学部 => 不合格

要約すると自称進学校の落ちこぼれです。

なんでこんなこと長々書いてんの?

それは自分の境遇と比較してほしいからです。
なんかブロガーって結構自分できるヤツだぜ感出てるじゃないですか。
しかも自分大したことなかった~って文体の割りに帰国生!初回でTOEFL100点!みたいなアレ。

私の場合全然そんなことなくて、背景自体は「まぁいるよね~こういう人」の範疇から出ていないと思っています。

このような立場から、どんなバイアスがかかっているかを踏まえて各自情報を判断してほしいと思います。

2. 同期になる新入生を探してみる

これはtwitterで探すのが一番手っ取り早いでしょう。

  • #春から明大
  • #春から明治
  • #春から明治大学

この3つを抑えておけばよいと思います。

積極的にリプを送って話しかけてみるのも良いでしょう。
入学前で知らないことだらけ。
不安な時に、一人でも友達ができるというのは心強いものです。
入学前のパートナーとして仲良くやっていけるでしょう。
学部または学科が同じ人と仲良くなるのが一番良いと思います。

ただ自分の場合はまったくやりませんでした。
自分でなんとかなってしまうならそれはそれで良いと思います。

大体の場合クラスが分かれてしまうので、同じ授業がとりたい!とかじゃないと入学後には疎遠になります。
入学前に会った友達と仲が良いよ~という話は聞いたことがありません。

まぁここは自分のしたいようにすれば良いのではないでしょうか。

友達探しのコツですが、上のハッシュタグで呟いている人のフォロワーを探すのも手です。
ハッシュタグに関係なく見つけられます。

3. 第2外国語(政治経済学部向け)

政治経済学部では2外に

  • ドイツ語
  • フランス語
  • 中国語
  • スペイン語

を必ず選択することになります。

自分は高校時代に知り合った人の勧めで中国語を選択しました。
ほんとはロシア語取りたかったけど無かった

きっとみんなは情報の感度が高いので、フランス語はかわいい子が多いけどつらいとか、ドイツ語は野郎ばっかとかチャイ語は楽だとかいろいろ知っているでしょう。
それらについては明治広告研究会がまとめているのでそちらに譲ります。
ちなみにこのページ、Adblockのフィルターがonだと開けません笑

そこで今回は語学の中身とは違った切り口で2外を見てみましょう。

ではその切り口とは何なのか?
それは体育です。

明治大学では1年次に体育が必修科目。
そしてその体育のクラスは語学のクラスと同じなのです。

だがこの体育、なんと男女別でやるクラスと男女合同でやる体育の2種類があって、それも語学で何を選んだかで決まってしまうのです。

単刀直入に結果だけ言うと

  • フランス語 => ほぼ男女混合
  • スペイン語 => 半分ぐらい男女合同
  • 中国語、ドイツ語 => 男女別

このような感じだったと記憶しています。

かっこいい男、かわいい女子はフランス語に集中するという話だが、男女合同で体育まであるとは。
明治大学は陰キャにやさしい大学ではなかったのか。
明治大学はこの情報を入学前に教えろ。

ちなみに友達のスペ語選択の女の子はクラス内で彼氏ができたらしく、それはそれは楽しい生活を送っているようです。
もちろん体育は合同。
陰の者である私はむせび泣いておるよ(大嘘)

まあとにかく、これも取りたい言語を取ればよいのではないでしょうか。
興味ない言語やるとテストのモチベ皆無で落単、再履コースまっしぐらですよ。

1年間中国語を取ってから振り返ってみると、2外で学んだからと言ってそんなすぐに話せるわけではありません。
できるようになるのは辛うじて日常会話、ギリ自己紹介ができる程度です。

ただ2外で取った言語が母語の地域に留学している身からの感想としては、2外、意外と侮れないなと。
日常会話レベルとは言え、少しできるのか全くできないのかは雲泥の差です。
留学していると2外で取っていてよかったなと思える瞬間が来ます。

何はともあれ、ぜひみなさんは興味のある国の言語を選んでほしいと思います。

4. 入学前LINEグループについて

入学前LINEグループ、これ悩みの種ですよね笑

入学前に友達が欲しい、で、入ったはいいものの自己紹介基本的にスルー、みたいな笑

実際のところ入学前のLINEグループなんて入っても入らなくても変わりませんよ笑
現に自分は入っていませんでした。

ぶっちゃけ入学前LINEグループでの印象なんて、滅茶苦茶な煽りでもしなければ誰も覚えていません。
入っていないからやばいーとか、そんなに気に病まなくて良いです。

長くつるむ友達は語学のクラスや授業やサークルなどで出来ます。

5. 入学前新入生交流会

これ、行きたかったんですが絶対に外せない呼び出しがあって行けなかったんですよね。

これも上と同じ理由で出ても出なくても大差ないと思います。

メリットとしては入学式に一緒に行く友達ができるとか、高校入学以降使っていない友達を作る力のリハビリになるとかぐらいでしょうか。
後者は心配であれば行っておくといいかもしれませんね。

6. 授業さがし

授業探しについてはシラバスを見るのが一番良いです。
眺めてるのも結構楽しいです。

この段階ではこんな授業あるんだーとってみたいなーぐらいの気持ちで科目に目星をつけておく程度でいいです。
あんまりきっちり決めても、講義のある曜日とか単位数の上限とか必修授業とかで結構変わってきます。

2018年度のものなので2019年度と異なる可能性がありますが、まぁ目星をつけておくという点では良いでしょう。
履修設計の詳しいポイントは新入生説明会でしてくれるのでそれをきちんと聞いてください。
所定の科目群の単位が取れていなくて卒業できない…!とかなったら大変です。

他学部履修については、キャンパスをまたぐのは正直めちゃめちゃつらいと思うので、どんなに余裕があってもおすすめしません。
移動時間も無駄だし体力結構持っていかれると思います。

7. 入学前TOEICと頑張るメリット(一部政治経済学部向け)

私の時は4月2日にありました(カレンダーを見た)
入学前のTOEICってマジかよという声があちこちから聞こえてきますが、そんな鬼のような試験ではありません。

試験の内容はリーディングとリスニング
990点満点で、それぞれ445点が最高点です。

2018年度の平均点は530点で、T.T教授曰く一番良いらしいです。
私学定員削減の影響で上位校受験生が早慶滑って流れ込んでくると思うので、今年はさらに平均点が上がるのではないでしょうか。

この点数を引き上げているのは滑りどまった一般受験生と内部進学組上位層とグローバル入試組という感じです。

で、いくらを目標にすればいいの?という話です。
このTOEICでは最低620点は取って欲しい。
そして750点以上あると後々かなりの恩恵が得られる。
そのため、自信があまりない人は620点、それなりにやってきたよ!という人は750点を目標にしてください。
理由は後述のACEと単位認定と留学の基準です。

私はTOEFLの単語をちまちまやってたぐらいで特にTOEIC対策はしていませんでした。実質ノー勉。
結果は695点でした。まずまずですね。
センター8割でこんなもんです

このTOEICは団体テスト=IPテストと言われるものです。
過去問を流用して問題を作っているので「あ!これ公式問題集でやった問題!」という事例があるようです。
ただ過去問を流用しているため、学内以外で使える場面はあまりないです。
とはいえ政治経済学部生であれば後述のメリットがあるので頑張る価値は十分にあります。

ACE

政治経済学部にはACEという実践的な英語運用を目的としたACEというクラス、そして森本先生の教養演習(通年のゼミのようなもの)があります。

政経学部のホームページによるとACEは

ACEとは“Advanced Communicative English”の略で、通常の英語クラスとは別に設けられた政治経済学部独自のプログラムです。これは英語能力が高い人だけを対象にしているわけではありません。ACEを通じて意欲的に英語力を高めたい、そして数年後には、留学や、英語を必要とする職業に就くのに、自信が持てるレベルに達する努力をする人たちのクラスです。

2011年度より選抜方法が採用され、1年生は4月のガイダンス期間中に統一テストを実施して選抜します。1年生後期及び2年生以降については、TOEIC520点以上の取得者が履修対象者となります。

というように、英語を運用できるようになりたい!という人向けの講義です。
統一テストとはTOEICのことですね。

で、このACEにはTOEICの点数によって取れる講義のレベルが変わります。
2018年度の基準では

Upper Advanced750点以上
Advanced620点以上
Intermediate520以上
Mixed520以上・上位から下位までが対象

という感じです。

実際のところ、私(Advancedクラスの人間)の会ってきた人・友達はUpperとAdvancedの人だけです。
Intermediateの知り合いは自分の観測範囲では誰もいません。

おそらく学部としても、1,2年は上2つの層、それ以外は2,3,4年を中心に留学に行ってもらいたいとの考えで、この制度を設計したのでしょうね。

ただ留学に3年、4年で行くとなると、就活を意識している人にとっては就活が若干つらい戦いになると思います。
特に国内企業のインターンとか説明会とか行けないし。
なので2年次の春,夏から行くのが良いと思います。
大学院考えてるなら3年でもいいでしょう。

そしてACEは授業だけでなく、コミュニティとしての側面も持ち合わせています。
留学に行った人、行きたい人は大体ACE履修者ですから、コミュニティの質がとても高いです。
不定期の学内交流イベントや、毎年12月に過去のACE(旧名EPC)履修者のOB・OGとのReunionパーティもあります。

上記の理由から個人的には最低限、Advancedクラスには入ってもらいたいなと思います。
TOEICはやればすぐ伸びます、1つ1つは全然難しい問題じゃないです。
単に慣れていないから点が取れないだけなので、幸先の良いスタートを切るために自分を信じて頑張ってほしいと思います。

森本先生の教養演習もACEと同様に留学に行きたい人が結構集まってきます。
自分は取っていなかったので詳細はわかりかねるのですが、やってるものは専らACEとか英語、留学系のイベントの企画です。
個人的に取っておいてもよかったなーと思うクラスでした。

また、自分は秋学期、T.M先生のTOEFL対策(ACE3)しかとっていなかったのですが、ほかの授業も1つか2つ取っておけばよかったなーと後悔してます。
みなさんはテスト対策と肩ひじ張らずに気楽にACEを取ってほしいと思います。

単位認定制度

これもTOEICを頑張るべき理由の1つです。

外部試験単位認定制度のページによると、TOEICだけでなんと

620~735英語Ⅰ~Ⅱ2単位
740~835英語Ⅰ~Ⅲ4単位
840~英語Ⅰ~Ⅳ6単位

とこれだけの単位認定をもらうことができます。

じゃあなんでこれがメリットかって言いますと、必修の英語は大体TOEIC対策なのと、高い評価がマジで取りづらいんですね。
しかも授業内容がうんち
高い評価が取りにくいというのはGPA(評定平均)が下がってしまうことを意味します。
GPAが落ちると留学や奨学金に支障が出てくるので絶対に、ほんとにマジで最低限2.5のラインは死守してください。
2.5切ったら留学は無理です。

ただし消せるのは1年次の秋学期以降です。
英語の授業は、春学期は絶対に受けることになります。
春学期に消せる人はグローバル入試の人だけです。
春学期中に申請を出すことで秋学期は受ける必要がなくなるというわけですね。
申請フローについてはオリエンテーションで聞くなり事務で聞くなりしてください。

そして成績が取りにくい理由ですが、まず先生によって当たり外れが大きい。
絶対評価(テストの点のみ、順位で判断とかではない)のくせにテストが鬼なことがままあるんですね。

例えば俺が春学期に取っていて、秋学期は消した英語クラスの先生(N川.H先生)の秋学期の中間試験の話。
なんと長文読解の内容一致問題が、授業でやったからという理由で本文がまるっと消されていたそうだ。
つまり本文の無い内容一致問題….クソゲーにも程がある。
心底消してよかったと思った瞬間でした。

その点認定された単位というのはGPAの計算のうちに入らないし、しかも単位認定をすることで必修の英語を受けなくてもよくなる。
これはもうね、神、大変素晴らしい。

というわけで春学期は耐え忍んで受けて、秋学期に消せるようにしましょう。

学部間協定留学の基準点

留学促進プログラムのサイドメニューに

  • 学部間協定留学(授業料免除型)
  • 学部間協定留学(授業料負担型)
  • 学部間協定留学(最長13週間)

の3種類があると思いますが、この中の授業料免除型に絞って話します。
負担型、13週間のものは補助金込みでも高いのと、免除型しかよく知らないので。
そしてほとんどの学生は免除型のポストを狙っているので。

で、知りたいのは基準点でしょう。

基準点についてはこちらのpdfにまとまっています。
きっと入学後の留学説明会みたいな会でも配られるでしょう。
またこれは2018年のものですが、更新があれば必ずそちらを確認してください。

最低限600点、GPA2.5があれば留学には行かせてくれますが、点数が高ければ高いほど選択肢が広がります。
この中の大半の大学はTOEIC765あれば行けます。

春に620点は死守して、春学期中に765取れると良いですね。
私は7月ケツに受けて745点どまりでしたが。

そして他のトップ大学についても、TOEFL90あれば行けます。
控えめに言ってすごいです。
そもそもトップ大学に関しては他学部では交換留学すらできないので、せっかくあるチャンス、ぜひ生かしてほしいですね。

免除型といっても何を免除してくれるのかと言えば向こうの大学の授業料。
負担型は明治の学費+向こうの学費を払わないと通わせてくれませんが、免除型は明治の学費だけOKです。

皆さんもぜひ留学に行って、世界を楽しんでください!笑

8. 留学がしたい(全学部向け)

全学部向けの大学間協定留学の情報はこのページにあります。

みんな大好きUCLAとか欧米圏の大学が中心ですね。

ただこれは基本的に授業料負担型、そして向こうの授業料と生活費はクソ高いです。
特に授業料については、向こうの教育システムは留学生向けのバカ高い授業料で賄われていると言われていますが実際にそうです。

奨学金をきっちり用意して、潤沢な資金で留学に臨むと良いと思います。

9. 留学がしたい(政治経済学部向け)

留学に行くには十分な用意と周りの協力が不可欠です。

このページを見て、留学に行くためには何をどうすればよいのかというビジョンを掴んでください。

<工事中>留学「前」体験記|協定留学にいきたい!でもどうすれば…?を解消します

10. 入学前に何を勉強すればよい?(英語以外政治経済学部向け、特に経済)

入学前に勉強をしようという姿勢、とても良いと思います。

でも何をどれくらい勉強すればいいんだ….?という悩みは多くの人が持っていると思います。

英語は全学部共通で必要な科目なのでともかくそれ以外。

私は政経学部経済学科なので経済のことしかわかりません。
なので英語以外は経済学科向けに自分の経験の中からこれはやっておいた方が良い!というものをピックアップします。

英語

英語に関しては上に書いた入学前のTOEICを頑張った方が良いという理由からです。
意欲的な人はTOEFL対策から始めてもいいでしょう。

ぶっちゃけみんなTOEIC対策、めんどくさいと思います。
そこで入学前にやっているだけで差を付けられる教材と楽な勉強の方法を教えます。

使う教材は

おかーちゃんおとーちゃんに「大学入ったら英語頑張りたいからこれ買ってくれ」って言えば大体買ってくれます。
なんで頑張りたいの?と突っ込まれたら就職で差別化できる点数が上がってきてるからとか、留学に行った人は行かなかった人に比べて年収が平均30万円高いので、長期的に良い投資になるからとか、レベルの高い大学で勉強したいからと言えばいいでしょう。

選定理由についてですが、

  1. 単語については単語はやらないと忘れていくのと、ビジネス英語と受験英語で単語の主たる意味が異なったりするため。
  2. 公式問題集はTOEICがどのような試験なのかを知るため
  3. リスニングは、日本人がリスニングに不慣れな傾向があるのと、時間対効果が良いから。

リーディングを入れていない理由は、高校教育や大学入試で読解力はそれなりに鍛えられており、時間対効果がリスニングに比べて良くないからです。

ではやり方ですが、ステップは2つ。

最初のステップはまず敵を知ることです。

そこで公式問題集を使います。
2回分収録とありますが、最初の1回だけでいいです。
とにかく本番さながらに解いて、どんな試験なのかの手ごたえを得ましょう。
解き終わったら復習をしても良いと思いますが、めんどくさかったらスルーでいいでしょう。
ここまでの所要時間は2~3時間程度です。

きっと大体の人は「読解は一つ一つはそんなに難解じゃないけど量が多い、リスニングは何言ってるか聞き取れない
という感想を抱くと思います。
そして点の取り方も読解で稼いでリスニングがボロボロ….という感じではないでしょうか。
まぁ最初はそんなもんです。
自分もリーディング380, リスニング315でした。

では次のステップに移ります。

読解よりリスニングが低いなら、リスニングを強化しましょう。
TOEICのリスニングはそんなに難しいことを言っているわけではないので、あのスピード感に慣れてしまえば楽勝です。

ということでリスニングの公式トレーニング本を使います。

公式トレーニング本を1日1つひたすら解きます。
1課1課、最初にいったん問題を解いて、その後間違えた問題だけ聞き取りながら音読すると良いです。

私は大層に言える程この本をやってはいないのですが、5日坊主、高々5日分解いただけでリスニングの点が60点上がりました。
(ただリーディングはやってなかったので10点落ちました)
自分はこれでこれで留学の足切りを突破しました。
神教材なのでおすすめです。楽だし。

そして単語。

単語といってもそんなに難しい単語があるわけでもないし、一般入試の人であればほぼ見覚えのある単語だと思います。
ここではとりあえず開いて単語を音読して瞬時に意味が理解するというトレーニングを積んでください。
実際にはサクサク進むし、単語を読み上げるだけになると思います、それで今はいいです。

リスニング本は1日大体30分、単語も大体30分。
寝る前のたった1時間をこれに回すだけでも、やるやらないでは雲泥の差。

負担はめっちゃ軽いのでぜひ、やってみることをおすすめします!

数学

はい、数学が嫌で文系にしたのにこれやらんといかんの?という声、あちこちから聞きます。
経済学科を選んだあなた、残念でした~数学は必要です。
本当に最低限のレベルは

  • グラフが書けること
  • 平均の概念がわかること
  • 連立一次方程式が解けること
  • 1次関数の交点が求められること
  • 数2レベルの微分ができること
  • 等差・等比数列の和が求められること
  • 関数が何かわかること

です。
これがあれば入学後しばらくはやっていけます。

ミクロ経済学の概念理解のためには、平均、微分(と偏微分)、関数、連立方程式、因数分解。
マクロ経済学の概念理解のためには、平均、数列(無限等比級数)の和、関数、連立方程式、因数分解。
概念理解とは何かというと、要は考え方の理解ということです。

ただし辛うじてできるだけだとどうしても限界が来ます。
いきなり中級ミクロを教える先生だと、偏微分とかばんばん使ってきます。
奥野の教科書を指定された人は頑張ってください
マクロの乗数効果も早い段階で登場してきて、無限等比級数の和の公式を使うことになります。

で、結局のところ何をすればよいのか。
それは数1a2bの基礎の復習です。
超簡単なやつでいいです、入試問題なんか解けなくていいです。

せめて高校文系範囲の数学だけは理解して基礎問題は解けるぐらいにしておくことを強くお勧めします。

特に内部進学生、英国社で入った一般勢、英語だけでぶん殴ってきたグローバル入試勢は数学に弱い傾向がありますね。
要注意です。

世界史

きっとみなさんの必修科目には経済史というものがあるでしょう。

これ、何を学ぶかっていうと「世界の」経済史です。
ドイツとか中国とか土地制度~だとかペスト~とか貿易~とか産業革命~とか。

世界史知らないとチンプンカンプンだと思います。
日本史選択者は事前に漫画でも本でも買って、おおざっぱに世界史を知っておくことをお勧めします。

ちなみに私の授業の担当はK元先生です。
古風な感じの先生で黒板何書いてるかわからないし言ってること聞き取れないよ、引いた人残念、どんまい。
評価も出席0点でテスト一発。
テストも授業で習ってきた課のなかから論文を作って、B4サイズの紙に1時間でびっしり書けという鬼のような試験なので、あきらめてください。
あれでS取れる人は経済史で博士取ってください。
4単位でBとか付けるのほんと勘弁してほしい。

11. パソコンどれにしよう

入学前の一番の楽しみと言っても過言ではないパソコン選び。
でも高い買い物だしどれを選んだらいいのかわからない!

生協のPCもおすすめ派とやめろ派がいてどっちが良いのか判断できない!
という人に向けて

PCを選ぶ基準、Macを使ってみた感想、PC自作の経験のある私がおすすめするパソコンなどを盛り込んだ

<工事中>新入生向けのPC選び

という記事を書きました!(書いたとは言ってない、後で書く、結論だけ言うとMacBook Proを買いなさい

12. バイト探し

大学生になったらやりたいことランキングで上位に食い込むアルバイト。
でもバイトってどうやって探すかわからないという人も多いと思います。

そこで4つのおすすめサイトを紹介したいとしたいと思います!

マイナビバイトは言わずと知れたアルバイト紹介サイトですね!
あのマイナビバイトで探せ~みたいなやつ。

ショットワークスは単発バイト専門のサイトです!
金足りないから稼がなきゃ…というときにきっと役に立つと思います。

タウンワークは町の求人誌で有名なサービスですね。
皆さんはタウンワークの分厚い求人冊子を見たことがありますか?
駅に結構置いてます。
老舗だけあって求人数が一番多いのと、特殊なバイトまで網羅されているのでいろいろ探してみると良いでしょう。

バイトネットは明治大学と提携しているバイト紹介サイトです。
時給も他の求人サイトと比べて高いものが多いので、バイト先をここから選ぶというのも大いにありでしょう。
なぜかわかりませんが大学側はこの情報をあまり広く伝えていないようなので、使うなら今です笑

ただ個人的には後述の有給インターンという選択肢も考えてほしいなと思います。

13. 長期有給インターンという選択肢

仕事を探す前にまず、働くことでお金をもらえるのはなぜかを考えてみましょう。

働いて、対価をもらう。
この一文をより抽象化すると、本質が見えてきます。
その本質とは「資産と資産の交換」です。

「交換」の場には登場人物が2人います。
働く人と対価を払う人

では対価を払う人は何を交換しているのでしょうか。
与えているものは「通貨,福利厚生,育成コスト」です。
得ているものは「時間×能力=労働」です。

労働する人は何を交換しているのでしょうか。
与えているものは「時間×能力=労働」です。
得ているものは「通貨,福利厚生,能力」です。

そしてここからが本題です。
まず学生がお金を稼ぐ手段として真っ先に思い浮かぶのはアルバイトでしょう。
ただこのアルバイト、得られるものの価値が低いことと、差別化がしにくいという重大な欠点があります。

例えばコンビニバイト。
コンビニバイトで得られるものって何でしょうか?

お金、まかない、そうですね。
これは具体的な価値があります。
具体的な価値は金銭で測ることが容易な価値です。
上で言う「通貨,福利厚生」にあたります。

他にも接客力、クレームへの対応力、手早く会計を済ませる力。
これは抽象的な価値、すなわちスキルです。
スキルは金銭で測ることが容易でない、具体的ではない価値です。
上で言う「能力」にあたります。

そしてこの中に、経済主体は価値の高い資産を選好するという前提を加えましょう。
要はみんな、価値のあるものを欲しがるよねって前提です。

ここで働く人が持つ資産は何かを思い出してください。
働く人が与えられるものは「時間×能力=労働」でしたね。

ではそれぞれの特性を見ていきましょう。
まずは時間、時間は有限の値です。
無限にあるように思えるのはただの錯覚です。
短期的にはあなたはある程度の操作が可能ですが、長期的に見れば時間は定数です。

続いて能力、能力はあなたが操作することが可能です。
効率化、英語、プログラミング、論理的思考、営業、ライティング、マーケティング、学業などなど。
しかも掛け合わせによって、線形的な価値の和よりも高い資産価値になることもあります。

掛け合わせがなぜ高い資産価値になることがあるのか。
それは差別化ができるからです。
ではなぜ差別化すると高い資産価値になることがあるのか。
それは独占ができるからです。
独占ができると、自分の資産に対して資産価値を決定する力を持つ、プライスメイカーとして行動できます。
つまり独占的でない競争的な状態よりも、自分の資産価値を高い水準にできるのです。

したがって長期的な目線で資産を増やすためには、差別化ができる能力を高めることが合理的というわけです。

そしてインターンについて考えてみましょう。

インターンには長期と短期、無給と有給の4つに分けられます。
この中で資産を合理的に高めることが可能なのは、長期有給インターンだけです。
個人的な体験ベースだと長期と短期の境目は3か月です。

まず短期がダメな理由。
短期インターンで身につく能力は、短期間で身に付けられる程度の能力です。
短期間で身に付けられてしまうような能力は、差別化をすることが難しい。
また短期のインターンは選考、シグナリング、職場紹介、職場体験のようなものが多く、能力を向上させるという意識があるものはあまりないのも理由です。

そして無給がダメな理由。
それは給料が払わない理由に問題があるからです。
その会社はなぜ給料を払わないのか。

まず払えるのに払わないのは論外です、労働基準法違反の反社会的勢力なので淘汰されるべきです。
就職を盾するような会社も同様に淘汰されるべきです。

では払えない場合は何が問題なのか。
まず払えない理由を考えてみましょう。
それはお金がないから、この一つに尽きます。
ではなぜお金がないのか?

例えば創業間もなくて資金が出せないケース。
VCから出資を受けている創業間もない企業は赤字を回復させることに全力を注ぎます。
そこで必要になる人とは教育コストの高い学生インターンではなく即戦力となる人です。
つまり取るべき人材を間違えている企業ということになります。

仮に学生インターンを即戦力に育てるとした場合、それには時間がかかります。
即戦力になってもらわないと困るわけですから、学生の拘束時間は長くなります。
すると大学生活の方に支障が出てくるわけですから、これでは大学に行っている意味がなくなります。
折角の大学教育という投資をドブに捨ててるわけですね。

そしてアルバイトをやっていたら得られたであろう資産を放棄した損失が無視できないほどに大きいという問題もあります。
機会費用という概念ですね。

その点長期有給インターンはアルバイトで得られる程度の額のお金と、長期的に見て差別化できるスキルを身に付けられます。
長期でインターンをやっていたという事実でも、今の段階ではまだ差別化が図れます(今後はより中身がみられるようになるでしょう

それゆえに、あなたの資産を長期的な目線で増やすことができるのは長期有給インターンだと断言できるわけですね。

じゃあこの長期インターンをどこで探すのか?
おすすめのサイトはこの3つです。
ほとんどの長期インターンはこのどれかに出稿しているのでこの3つだけで事足ります。

WantedlyはITの求人が多いです。
自分もインターン先はWantedlyで見つけました。
現在はinfrAで求人を出しています。

私はこのキネカでエンジニアとして約9か月働いていましたが、非常に勉強になりました。
単なる技術力向上だけでなく、自分で成長する力、論理的な議論の仕方、ベンチャー企業の仕事観など、普通のバイトでは絶対に得られなかったであろう経験を沢山積むことができました。

ただマーケやデータ分析はともかく、さすがにエンジニアに関してはプログラミング未経験は厳しいと思います。
キネカに限らずエンジニアインターンに関しては、自分の作ったプログラムなどのポートフォリオを持って応募すると良いと思います。

14. おわりに

ここまでで大学入学前に自分が知っておきたかったことをすべて詰め込みました。
きっと皆さんが明治大学を使い倒すための助けになることと思います。

もし質問があれば

質問箱またはtwitterのDMを開放していますのでそちらまでどうぞ!

このページは今後も内容を補填していく予定なので定期的に見てみてください!

それではよい大学ライフを!