TOEFLの身分証明でマイナンバーカードを使う方法

TOEFLをマイナンバーカードで身分証明して受験する

こんにちは!鳥貴士です!

本日は初のTOEFL iBTを受験してまいりました。
すごーく残念な結果が予想されますが、成績の話は9月18日に回します。

今回の記事はタイトルズバリのTOEFLをマイナンバーカードを使って受験してきたという話です。

前半はマイナンバーカードを用いた受験申込の方法と注意点、後半は御茶ノ水ソラシティ5Fで受験した記録が書いてあります。

そもそもTOEFLの身分確認でマイナンバーカード使えるの?

はい、使えます。
ETSのこちらのページに身分証明をすることが可能な書類として書いてあります。

パスポート、運転免許証は言わずもがなですね、一番上に書いてあります。

マイナンバーカードに当たる記述は”National ID with name, photograph and signature”という箇所に当たります。
マイナンバーカードのデザインを確認すると

このようにID、名前、顔写真があることが確認できるかと思います。
signatureについては表面(写真左)の右下部の”署名”というところに自分の名前を書くことで要件を満たせます。

私は入室の際に署名が無いことを指摘されましたが、その場でサインをして無事受験することができました。
ただその場で言われると慌ててしまうので、予め家で書いておくのが一番望ましいと思います。

マイナンバー通知カードについては写真と署名がついていないので、身分証明に使うことはできません。
注意してください。

マイナンバーカードで身分証明しようとする人なんているの?

この質問を入室監督官みたいな人にぶつけてみたところ、1回の試験会場で5人みるかみないかぐらいだが徐々に増えているとの回答が得られました。
まぁごく少数ですがいることにはいるんでしょうね。

入室の時は通常のパスポートの場合と同様に、引き渡して確認して返却する、という形式でした。

マイナンバーでどうやってTOEFL申し込むの?

ETSのマイページにログインして”試験のための注文”をクリックし、”TOEFL Test”を選択して継続ボタンを押します。

次のページでは確認事項に同意してチェックを入れ、継続をクリックします。

そして受験場所の国名と場所/地域を選択し、受験時期を設定して会場を選択します。
完了したら継続ボタンを押します。

継続を押すと確認画面に遷移するので受験内容を確認し、継続を押します。
今回は申し込みしないので適当な会場を選択しました。

そしてここからが本番です。
国ID(この文言はどうかと思う)の国名をJapanにしてマイナンバーを横に記入します。
typoが無いかよくよく確認してください。

“受験登録時に入力する氏名は、試験センターに持参する身分証明書の表記と正確に一致しなくてはなりません。”という文章についてです。
こちらについて、TOEFLアカウントを作ったときにはローマ字表記で登録したと思いますが、マイナンバーカードにはローマ字表記が書かれていません。
とはいえ結論を言うと問題ないです。
身分証明さえできればいいので、個人番号と顔写真があっていれば無問題ということでしょう。

ちなみに自分はこの項目について5回確認しました。

そうしたらスコア通知設定のページに遷移します。
ここはお好みで選んでください。
自分はオンライン&紙面返却を選択しました。

続いてスコア送付先の選択画面です。
これは大学入試、編入試験、大学院入試などのスコア提出に使うことができます。

自分は別に使わないので最下部のスキップを選択しました。

最後にアンケートを書き、支払いを済ませて受験登録が完了します。

当日の持ち物は身分証明のできる書類と受験番号が確認できる媒体と署名用の筆記用具だけで、これだけ持って行けば受験することができます。

 

試験当日の朝

初めてのTOEFLは、収容人数も多くそこそこ良い環境との評価のある御茶ノ水ソラシティテストセンター5Fで受験しました。

朝起きて飲み屋の予約を入れた後にのんびりメシを食っていたら….もう試験開始1時間前じゃん!

いざ家を出るという段階で、受験番号などの書かれたView Ordersの紙が無かったので大慌てで印刷。
マイナンバーカードをぶち込んで電車に向かってダッシュをキメました。
いやー遅刻ダッシュなんてするのは久しぶりでした(怠惰高校生並感)
よういってだいじだね!(幼稚園児並感)

ダッシュの甲斐あってなんとか御茶ノ水に到着するもガバガバ方向感覚によりどこにあるかわからない….
スマホを見ると電源のアイコンの横に10%の数字が!

なんとか地図を理解して、早歩きで試験会場に向かうも間違えた!!!
エレベーターの行先に5Fが存在しない…

これ結構やばくねと思いつつ早歩きでフロアマップを確認し、横の入り口から乗るエレベーターで行けることを確認。
やはり早歩きで試験会場に向かい、start timeの3分前に到着….

いやはやぎりぎりセーフでした…
書いててまた緊張してきました笑
容易と時間は計画的に!(プ〇ミス並感)

さて臨場感だけでは記事にならないので詳細を書いていきます。

御茶ノ水ソラシティ5F

 

JR御茶ノ水駅を降りて聖橋の側にでかいビルがあります。
そこが御茶ノ水ソラシティです。

注意してもらいたいのが、聖橋側からそのまま自動ドアを入ると試験会場には行けません。
この写真に写っている自動ドアを通り抜けても試験会場へは行けないということです。
当日ぎりぎりに着いて会場の行き方がわからず狼狽したのはこのためですね。

正しくは自動ドアをそのまま通らず、そこから右に曲がった先にある自動ドアから入ります。
入ったらそのまま奥に向かってもらうとエレベーターがあるので、それに乗って5Fまで行くことができます。

新しいだけあってどこもモダンで綺麗で雰囲気もいい感じ。
たとえるなら…..思いつきませんでした。

試験会場

到着~入室まで

プロメトリックのロゴが右についている自動ドアを通り抜けるとそこは雪国….ばりに寒かったですが別に雪国ではありませんでした。
自動ドアを通って左には受験番号のリストと、該当する番号の書かれたラミネート加工済みの紙を挟んだクリップボードがあります。

自分の受験番号を探し、該当する箇所からボードを持って奥まで進み2回右折して待機所へ移動します。

自動ドア入ってすぐ右にも通行路がありますが、そこから入ることはできないようです。
一方通行の札が付けられた仕切り板が斜め、すなわち半開きの状態で直立しています。
ただ休み時間にはその札は完全に無視されて出入りが行われていました。

時間3分前に到着し、試験が開始可能になったら呼び出されるシステムも理解していなかったので、スタッフに受験可能かを尋ねたところ問題ありませんとの返答を得て一安心しました。
おそらくstart timeになったらクリップボードが回収されて受験不可能になるのだと思います。

番号の書かれたラミネート加工済みの紙の下に挟み込まれていた書類には自筆で書く項目があります。

Printed nameにはローマ字で名前を書き、your country of citizenshipにチェックを入れて署名をします。
そしてTesting Programの該当するテストの種類にチェックを入れます。

署名が完了したら荷物をすべてロッカーの中にしまって待機します。
ロッカーのカギは回しにくいので注意してください。

私の場合は待機場所について20分ぐらい経ったら呼ばれました。
それまでかなり暇でしたがどうしようもないのでぼーっとしておりました。

入室~試験説明まで

自分の持っているボードの番号で呼び出しが行われます。
他の人が呼ばれるだけでもびっくりします。

呼ばれたらまずは身分確認できるものを渡し、ポケットをすべて裏返すように指示されます。
その最中に全身に金属探知機によるセンシングが行われます。

センシングが終わると入室管理官のもとへ誘導されます。

そこでは身分確認証が有効かどうかがチェックされ、本人確認がなされます。
そしてスコアレポート返却用の写真がWebカメラで撮影されます。

入室審査が完了するとピンク色の紙3枚と緑色の黒鉛筆1本が手渡され、コンピュータの前に案内されます。

試験説明~試験開始まで

コンピュータの前に誘導されると道具の説明がなされます。

パソコンの前にあるキーボード、イヤーマフ、ヘッドセット、呼び出しボタンについてですね。

まずキーボード、これはUS配列なのでよくタイピングの練習をしておくとよいと思います。
特に英作文で”とか’とか()とか使う際にいちいちキーボード配列マップを見るのは面倒ですので。

会場にあるPCは日本語配列でしたが、Windows側の設定により無理やり英字配列にされています。

他に黄色のイヤーマフとヘッドセットが置いてあります。

イヤーマフの遮音性はそこそこ高めです。
試験中に耳が痛くなるぐらいの締め付けがあります。
途中で外すと周りのクリック音などがどれだけ遮断されていたかに驚くと思います。

ヘッドセットについては遮音性が皆無です。
周りの音がすべて入ってくるので、自分のリスニングテスト中に周りのスピーキングテストが被るとなかなか聞き取りにくく、集中もそがれて苦痛です。
試験会場には早く到着し、さっさと試験を始めることの大事さが身に染みてわかりました。
それにしてもノイズキャンセリングとかどうにかならないもんなんですかね。
23000円も取ってるんだからこれについてはなんとかしてほしい。

試験を始めようとcontinueをクリックしても、最初は試験問題についての説明が表示&読み上げされるので、心の準備などに使うといいと思います。

私はのんびりすべての説明を聞いて耳を鳴らしました。
別にこのおかげで点数が伸びたと言いたいわけではないのであしからず。
そもそも最初リーディングからだし。

試験中

リーディング

まず最初にリーディングのテストです。
今回は試験時間が80分なのでダミー問題が入っているのだなあと思いつつパッセージを読んでいきます。

第1問だけで25分ぐらい使ってしまったので第2問で挽回を図る。

そして残り時間を見るとあと33分、これを見てそろそろやべえぞこれと焦り始める。

第3問を解ききり残り時間はあと12分。
これはまずいということで方針転換。
すべての文章を読むことはせずに問題を読んで該当パッセージを読む戦略に。

結果的にラスト2問まで到達するも残り時間はあと1分。
もうわからないので適当に回答を選択しタイムアップ。

まぁ前のAGOSの模試は単純に自分がそれなりに知識のあるテーマだったからあそこまで高かったのかな、きっと。

リスニング

リスニングは60分、ダミー問題は入っていない模様。
ここでもすべての試験内容の解説を聞きながら休憩。
たぶん5分は休めたような気がする。

訳の分からん講義を聞きそれっぽい回答を選択していく。

大問1個あたりに使える時間は10分とのことだったが大幅に時間があまったのでのんびり休憩し、continue。

このルーチンワークを4回程度続けるとリスニングの試験が終了した。
はっきり言って意味が分からねえ。

休憩タイム

リスニングテストとスピーキングテストの間には10分休憩する時間が設けられています。

その間には試験を行う部屋から出ることができます。
身分証明ができる書類以外を持ち出すことはできず、携帯や参考書なども見ることはできません。

この時間に昼食を摂る猛者もいるようですが、私は食べるのがおそいのでそんなことはせずお茶とラムネ7個を流し込み、うんこをして部屋に戻りました。

部屋に戻る際にはまた金属探知機によるセンシングと入室管理官の確認が行われます。

新しい紙を3枚渡され、前半で使った紙は回収されました。

机に戻ると休憩のタイマーは0分0秒を指していました。
別に自動で始まることはないようす。
この後のスピーキングセクションの試験問題の説明時間を含めれば余裕で20分は休憩時間をとることが可能でした。

スピーキング

ゆっくりと試験の説明を聞いて休憩し、試験に突入。

これが一番の鬼門でした。

とりあえず聞いたままひたすらメモを取り、どう答えるかを矢印でつないで読み上げるという完全我流のスピーキング。
周りはまあまあ話せてる中で引っかかり、何を言えばいいかわからなくなる始末。

あー、さっさと終わらせて懇親会行きたいなあなどと思いつつ進めていく。

20分程度でスピーキングの試験が終了。
もうテストにうんざりしていましたね。

ライティング

これでラストだーなどと考えつつ休憩を取り試験を開始。

最初の問題は要約。読んで批判を聞いてそれを要約して書くというもの。
ここでパッセージを必死にメモするもあとで参照できることに気づき痛恨の戦略ミス。

リスニングは大体、というかいつもパッセージとは反対の立場を取ったものが読み上げられるという情報を事前に得ていたため対比させてメモを取りました。

意気軒昂と要約を書き始めたものの、時間が足りず3つの要点のうち最後の項目だけ貧弱になるという尻すぼみな文章を書いてしまった…。
とりあえず字数は満たしたし、要点も全部ねじ込んだのでちょっとは点が欲しいなあなんて思ったり。

エッセイについては完全に死亡しました。
主張を補うための要素が1つだけ、字数は全然足りず例が2つ出てくるといういびつな文章構成に絶望し試験終了。
最後のピリオドを打つことを忘れさらに絶望。

試験が終了し1分ぐらい魂の抜けた体勢で上を見ながら休憩し、退出。

退出

試験が終わったら鉛筆と余った紙を返却し、終了です。
ロッカーから荷物を回収し会場を出ます。

総括

  • 試験会場には早めについておき、早めに開始するとリスニングの時間に邪魔されずに済む
  • 御茶ノ水ソラシティテストセンターの場所はあらかじめ確認しておく
  • 持ち物は前日のうちに確認し用意しておく
  • 試験内容の説明時間も休憩時間として使える
  • 持ち物はそこまで多くない

というような教訓を得られました。
何事も初回の発見は多いもので、今回受けてよかったなあと思いました。

文を読んだり耳で聞いたりするよりも実際に受けてみることで、語りきれなかったことへの気づきや新しいことの発見などがあると思います。

確かにAGOSの無料体験模試を受験することも良いですが、それでも実際の受験と模試とでは特に時間間隔が全然違いました。
正直ここまで疲れ、能力が落ちるものだとはおもっていませんでした。

今回自分がここまで気楽に受けられているのは大学の学部からの全額の補助と時間的余裕があったからだと思いますが、実際に受験することの価値は23000円を払うこと以上にあると私は思います。

今後TOEFLスコアが必要にはなるけれど、受験料はそんなポンポン払えない、という人にもいるでしょう。
しかし1回目にいかなるテストかを体験し、2回目以降に焦点を置いて勉強する方法を取ることでスコアをより伸ばすことができるだろうと思います。

ぜひ皆さんも早いうちからTOEFLを受けてみることを推奨し、今回の記事を締めたいと思います。

それではまた!