【初心者向け】サルでもできる!自分でお安く画面割れiPhoneを修理する方法

iPhoneの画面割れ

iPhoneの画面割れは、初心者でもカンタンに、30分程度で修理することができます!

使っている機種にもよりますが、修理業者に頼むよりも5000円以上トクすることも!

自分も、液晶の修理では業者に修理を頼むことが多かったのですが「自分でもいけるんじゃね?」と思ってやってみることにしました。

今回、iPhoneを分解するのは初めてでしたが、特に問題なく画面割れを修理することができました。

正直こんな作業は誰でもできると思います。

1回やると修理業者に金払うのがアホらしくなりますよ。

皆さんも修理業者に頼むのではなく、1回は自分で直してみることをオススメします!

この記事は、iPhoneを分解したことのない初心者が画面割れを修理した作業記録です。

ここでは、iPhone XRの画面割れを修理していますが、内カメラに溜まったゴミを掃除することも可能です(これが本来の目的)

必要なもの

①画面の割れたiPhone

 

②画面修理キット

 

③ドライヤー

家にあるやつでOK

以上です。

修理に必要十分な道具が画面修理キットの中に入っています。

修理キットに入っている工具はこんな感じ

左から順に

  • 説明書
  • 吸盤
  • ピック
  • 0.6 x 30mm Y字ドライバー(黒)
  • 1.5 x 30mm プラスドライバー(黄)
  • 0.8 x 30mm ペンタローブ五角形ドライバー(緑)

これに交換用の液晶と防水シールパッキンが同梱されています。

この説明書ですが、画像がiFixitと同一です。

日本語は結構怪しい感じなので、iFixitを見ながら作業しました。

今回はiPhone XRの修理なので、こちらのページを参考にしました。

あと中華製品あるあるのレビュー買収カードも入っていました。

いざ修理

液晶を取り外す

電源を切ってペンタローブねじを外す

まず電源を切りましょう。

続いてiPhone下部のペンタローブネジ2本を緑のドライバで外します。

ネジを取り外すとこんな感じになります。

割れたところにテープを張る

さらなるひび割れを防ぐためにテープをはります。

今回の画面割れは軽微でしたが、もし重度だとやりにくいかも…。

注意点として、iPhone下部にはあまりテープを貼らない方が良いです。

テープを貼ると、吸盤がつかなくなり液晶を持ち上げるのが難しくなります。

スクリーンの下部端をドライヤーで温める

家庭用のドライヤーで1分程度画面下部を加熱し、接着剤を柔らかくします。

ヒートガンとかiOpenerとかなくてもイケます。

吸盤をiPhone下端につけ、スクリーンを引っ張り、ピックを差し込む

セロテープでくっつかなかったので、一部のテープの位置を変更しました。

加熱し、下部寄りに吸盤を付け、洋服のタグを引きちぎらんばかりの力で液晶を引っ張ります。

すると割れ目が見えるようになるので、すかさずピックを差し込みます。

これから上下左右にピックを差し込みますが、2, 3mm以上差し込まないように注意してください。

少しスクリーンを持ち上げ、下部から左に隙間を作る

下から上にかけてピックを滑らせていき、液晶と本体を分離します。

接着剤でメリメリ言うのは問題ありませんが、ピックを深くまで入れすぎるとパーツ故障の原因になることは留意してください。

本体に差し込む際には、ピックの尖った部分ではなく、三角形の辺に従った動きをすれば、パーツを痛めにくいです。

左右の順番はどっちでもいいので、次のステップを先回りしてやってしまっても大丈夫です。

続いて下部から右にかけて隙間を作る

続いて右側。

メリメリ言わせながら液晶を押し上げています。

上部の隙間を作る

上部の隙間ができたら、iPhoneの液晶をパカっと開けることができます。

iPhoneを開ける

開けたらこんな感じです。

ここまでで、動作不良となる致命的なミスが起きていないか判定するため、再度この状態でiPhoneを起動します。

無事機能していますね。

それでは電源を再度切ります。

ディスプレイアセンブリを取り外す

バッテリーコネクタのカバーのねじを外す

バッテリー横のこいつらです。

このフラットケーブルの下にバッテリーコネクタカバーが固定されています。

Y字ドライバーで外せるネジ3つで固定されています。

このシールはiFixitの記事にはありませんでした。

以前ディスプレイを修理した時に業者がつけたものかもしれません。

外してあげると、このようなL字型の固定金具が出てきます。

ネジや金具が非常に小さいため、そして戻す手順を記録するために時系列順にこれらのパーツを並べて整理しておきましょう。

バッテリーの接続を外す

爪やスパッジャーの先端を使ってバッテリー接続を持ち上げ、バッテリーとの接続を外しましょう。

通電状態での作業は故障の原因になります。

あまり持ち上げすぎるとケーブルが損傷するので、あまり持ち上げすぎないようにしましょう。

バッテリーに接続されていなければ問題ありません。

ディスプレイコネクタカバーのねじを外す

続いてディスプレイコネクタの接続部を保護しているプレートを外します。

これはY字ドライバーで外せるネジ2つで固定されているので、これらを外しましょう。

外した後は、先ほど述べたように、パーツを時系列順で並べてまとめておきましょう。

デジタイザケーブルとディスプレイケーブルを外す

スパッジャーや指を使ってケーブルを持ち上げて外します。

ロジックボードコネクタカバーのねじを外す

ここは、プラスドライバーで外せるネジで固定された小さなプレートと、Y字ドライバーで外せるネジで固定された黒いラバーのついた大きなプレートで固定されています。

まずは小さなプレートから外します。

ここではプラスドライバー(黄)を用います。

小さなプレートは大きなプレート上部左に2つのプラスネジで固定されています。

続いて大きなプレートを外します。

ここではY字ドライバー(黒)を用います。

大きなプレートは3つのY字ネジで固定されています。

自分の場合は先に大きなプレートを外してしまいましたが、その場合小さなプレートを破損する可能性が高まります。

必ず小さい方から外してください。

フロントセンサの接続を外す

続いてフロントセンサと接続しているケーブルを外します。

先ほどデジタイザやディスプレイケーブルを外したときと同様、スパッジャーや爪で持ち上げて外します。

ディスプレイを外す

これで本体とディスプレイを接続するケーブルはすべて外せました。

次はディスプレイに付属しているセンサー群を取り外します。

ディスプレイからパーツを外す

イヤピーススピーカーのねじを外す

センサーを固定しているのはY字型のネジ3つとプラスネジ1つです。

Y字型ネジの位置はわかりやすいと思います。

プラスネジの位置は内カメラ保護部の右上です。

Y字ネジ、プラスネジをすべて外しました。

スピーカーを裏返す

ここでスピーカーを裏返します。

本来はマイクが接着剤で固定されているのですが、以前の修理業者は特に固定していないようでした。

そのため裏返した時点で、簡単にセンサー群を取り外すことができました。

本来はこの後に

  • ディスプレイ上部をドライヤーで温める
  • マイクを切り離す

という作業があったのですが、今回は特に必要ありませんでした。

残り

あとは手順を逆になぞっていけばOKです。

センサーのところはカチッとは言わないので、うまいことはめ込んでネジで止めてしまいましょう。

コネクタの類いはカチッと音がするまできちんとはめ込みましょう。

他の記事では、LCDプレートまで外さないと交換できない場合があったようですが、こちらの製品はLCDプレートが既についていたので楽でした。

絶対LCDプレートがついているものを選ぶべきです。

LCDプレートまで換装するのはかなり難しいと思います。

今回紹介した修理キットはLCDプレートが付いています。

手順を逆再生して元通りに電源がつき、動作に問題がないことを確認したら、ディスプレイを本体にはめ込みましょう。

今回自分はシールパッキンのはめ込みをやり忘れました。(組み立てた後に知った)

防水性が低下するので付属のシールパッキンは下記のiFixtitの記事を見ながらはめ込んでください。

これできちんと映ればディスプレイの交換は完了です。

ディスプレイの特徴として、少し青白い気がします。

別に問題なく動作してくれるので、特に気にはなりませんが。

割れた液晶の処分について

結論から言うと、電卓などと同様に燃えないゴミとして処分しました。

おまけ

液晶パネルの分解

もう使わないので破壊上等でLCDプレートなども分解してみました。

パーツの役割などは面倒で調べていません。

ネジを外しケーブルを外した時点で破壊したことを確信しました。

謎の鏡面シールが出てきました。

接続部はまだ下にある様子

透明なガラス的なパーツと白くやや反射するパーツが取り外せました。

やや反射する白いシートは2つのシートに分離できるようでした。

役割の違いはよくわかりません。

ちなみにいずれのパーツも鏡面は指紋ひとつなくとても綺麗でした。

緑のセンサーをはめ込んでいた部分が取れました。

これ以降は結構頑張ってガリガリ削っても外せませんでした。

以上。